Department of Neurology, Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences, Okayama University

大学院(修士課程・博士課程)募集のお知らせ

修士課程(医歯科学専攻)コース

21世紀になり、ますます脳神経研究の重要性が高まっています。遺伝子・蛋白解析技術の発達、生命・生物情報学など生命科学研究の発展が、脳神経研究おける医学・医療の分野を加速度的に発達させています。しかし、生命科学の発展は、理学・工学・薬学などの周辺領域と融合が必要不可欠です。

この修士課程コースは、医学科以外の学部学科を卒業した学生を対象としています。学部時代に自然科学、社会科学、人文科学の専門性を身につけた学生が、医学のうち脳神経研究を中心とした幅広い知識と技能を学び、適切な態度を身に着けることで、医科学の先端的な研究開発や医療の推進に貢献できる人財を育成することを目的とします。

今日、医療現場や製薬・医療材料などの企業、医学薬学研究所などでは医学知識を併せ持つ高度な技術者が求められています。大学院課程を修了し学位を取得することにより、これらの研究所、企業などへの就職チャンスも広がります。また、本コースは研究者を目指して今後博士課程にも進学を希望する学生も想定しています。

これまで中国、台湾、ブルガリア、エジプト、セルビア、ペルー、バングラデシュからの留学生を数多く受け入れてきた国際色豊かな教室であり、研究ミーティングや研究指導は英語を中心に行っています。出身大学・出身学部を問いません。まずは話から聞いてみませんか!

研究内容

博士課程(生体制御科学専攻)コース

博士課程コースは、神経内科医などの医師国家資格を有する人や、脳神経学領域の創造的研究、学際的研究、国際的研究を目指す研究者を対象としています。主として脳卒中、認知症、変性疾患に関して、培養細胞やトランスジェニックマウスを用い、病態解明や新しい診断法の開発を行うとともに、遺伝子導入、神経幹細胞移植、再生医療による新規治療法の開発を行っています。また当教室では臨床検体(血清、DNA、脳脊髄液、脳脊髄組織)を数多く保管しており研究に利用できる環境にあります。近年ではAIやITを用いた臨床研究により、新しい検査や診断法の開発にも取り組んできました。当教室では医師は臨床業務もこなしながら大学院での研究をしていただきますが、これまでいずれの大学院生も、入学後約2年で最低1本の基礎研究論文を標準的な外国雑誌に発表を済ませ、その後2~5本程度の基礎論文・臨床論文やケースレポートを英文誌に発表し、全員が入学後4年以内で修了(医学博士取得)してきた実績があります。「ハイセンスな研究経験のある人材が、ハイセンスな臨床もできる」との考えのもと、研究と臨床をバランスよく経験してもらうことが良質な医師育成のために重要と考え指導を行っています。出身大学を問いません。お気軽にお問合せください。

問い合わせ先

森原隆太(医局長)
shinnai-at-cc.okayama-u.ac.jp ("-at-"を、@に、ご変更ねがいます)
Tel:086-235-7365
Fax:086-235-7368

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経内科学講座
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 TEL 086-235-7365 FAX 086-235-7368