本学は、4月21日に九州工業大学と「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関する取り組みについての意見交換会を、本学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)で実施しました。意見交換会は、J-PEAKSを通じて得た知見や情報を共有し、両大学におけるJ-PEAKSで描く戦略のさらなる推進につなげることを目的としています。九州工業大学からは同大学J-PEAKSリエゾンの三宅智実副学長・経営戦略室長をはじめとするJ-PEAKS担当者らが来学。本学からは、J-PEAKSリエゾンの佐藤法仁副理事・副学長・上級URAらが参加しました。
意見交換会では、九州工業大学からJ-PEAKSの取り組みの概要について紹介があり、J-PEAKS推進のための組織体制、予算の執行体制、大学院修学支援制度、広報推進体制、そして持続的な発展に向けた人事制度改革など、多岐にわたるテーマについて、両大学で活発な意見交換をしました。
また、佐藤副理事・副学長・上級URAからは本学のJ-PEAKSの取り組みの概要や学内への周知、理解の推進などについて紹介。「本学は『J-PEAKSのための取り組みではなく、岡山大学長期ビジョン2050の実現のための手段としてJ-PEAKSを活用する』という点を全学の共通認識として、J-PEAKSを単に研究開発事業としてだけではなく、ビジョン実現のための組織・制度改革の一環としても積極的かつ戦略的に取り組んでおり、さらには那須学長が自ら各学部に赴きJ-PEAKSについて説明するなど、学内のあらゆるステークホルダーが自分事として希望を持ってワクワク・ドキドキできる組織風土の醸成を図っています」と、本学のJ-PEAKS推進のスタンスと取り組み等について説明しました。
今回の意見交換会を通じて、両大学はJ-PEAKS事業の推進における課題や成功事例を共有し、互いの連携を深めることができました。本学では令和5年度J-PEAKS採択大学のみならず、令和6年度J-PEAKS採択大学とも新たに連携できるよう努め、我が国の研究大学群の山脈(PEAKS)形成のために、国内大学同士の「競争」から共にワクワク・ドキドキする「共創」へと、本学だけに留まらないイノベーションの創出、我が国全体の研究力の発展等を牽引し、社会変革を実現させていきます。ぜひJ-PEAKS採択大学に限らず、お気軽に本学にお問い合わせいただけますと幸いです。
今後も地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学、そして九州工業大学をはじめとする令和6年度J-PEAKS採択大学の絶え間ない挑戦と変化にご期待ください。
*共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」(令和4年度第2次補正予算)の採択を受けて本学津島キャンパスに整備した新施設です。本施設の整備を通じ、研究成果を基にした国内外の社会課題解決やスタートアップを含めた新産業の創出などのイノベーションに結び付け、大学の機能強化を図ります。本学施設の建設にあたっては、事務職員や施設系技術職員、URAらが地域の同様な施設を見学し、情報収集を行ったうえで、コンセプトを主体的に決め、事業にあたりました。
<参考>
・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-
・第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~
・JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~
・那須学長が文部科学省主催シンポジウムに登壇 J-PEAKSでの本学の挑戦を紹介
・J-PEAKS MONTHLY DIGEST(岡山大学J-PEAKS月刊ニュースレター)
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課
TEL:086-251-7092
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の九州工業大学と意見交換会を開催
2025年04月28日