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生命現象を物理学的に探る グローバル・フューチャーセッションinドイツを開催

 本学の強みのひとつ、「物理学分野」の海外研究拠点を形成し、連携を強化しようと3月11~23日、大学院自然科学研究科理論物理化学研究室の墨智成准教授がドイツのマックスプランク研究所(MPI:Max-Planck Institute of Collides and Interfaces)とチュービンゲン大学(Tübingen University)を訪れ、生命現象を物理学的に研究しているバイオフィジックス(生物物理学)分野の研究者らと「グローバル・フューチャーセッション(Future Session)in ドイツ」を行いました。
 墨准教授は、ドイツ最大級のバイオフィジックス理論グループを有するMPIの理論・バイオシステム部門で、ステファン・クランプ(Stefan Klumpp)博士らと、今後生命科学で重要となるひとつの分子を図る「単一分子計測データの解析」について対話。基礎理論や数理モデリングについて熱心に議論し、共同で研究プロジェクトを進めることになりました。
 チュービンゲン大学では、墨准教授らが最近開発したタンパク質やコロイド溶液を適格に測定・解析する「小角散乱測定データの解析手法」について、張髪軍(Fajun Zhang、ファジュン・ジャン)博士らと、専門的なセッションを行い、学生や研究者ら約30人と積極的に意見交換しました。今後は、ファジュン・ジャン博士らによるタンパク質溶液の小角散乱測定データを、墨准教授らの方法を用いて解析する共同研究プロジェクトを進めていくことになり、本セッションを通して重要な研究連携の基礎を築くことができました。
 本学は、研究力の強みをさらに強化し、社会と共に革新的イノベーションや高付加価値産業の創出を押し進めています。「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進と研究力向上のため、精力的に研究ネットワークの拡大を行っており、本セッションの成果も研究大学運営に活かしていきます。
 本セッションは、今年度本学が採択された文部科学省の「研究大学強化促進事業」の取り組みの一環として実施されました。

※本学が開催する「フューチャーセッション」とは
次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。また、「グローバル・フューチャーセッション」は、海外研究拠点形成や連携強化を目的に開催する国際セッションのことです。
第1回inケベック(テーマは「光技術」)こちら
第2回in福建(テーマは「アドバンスドナノカーボン」)こちら

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科准教授 墨智成
TEL:086-251-7837

(14.03.31)


マックスプランク研究所


詳細な研究連携について協議する墨准教授(右)


対話するクランプ博士(左)ら