国立大学法人 岡山大学

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知的財産から見た未病以前の健康維持とは 第2回知財フォーラム開催

2014年12月09日

 本学研究推進産学官連携機構知的財産本部は12月4日、最新技術などを紹介する「第2回岡山大学知財フォーラム2014」を創立五十周年記念館で開催しました。
 知的財産から見た病気からの回復や病気にならないための健康維持がテーマ。山本進一研究担当理事・副学長は、「健康寿命の延伸のために大学や企業などが様々な研究に取り組んでいるが、それを支える知的財産を効果的に施策することで、より良い開発につながる」とあいさつしました。ロシュファーマジャパンの笠原幹夫事業開発ディレクターは、「個別化医療がもたらす医療改革:未病の段階から始まるPersonalized Healthcare(個別化医療)」と題して、遺伝子検査の具体例を交えながら、未病段階からの個の予防、個の医療について講演しました。また、キリン株式会社R&D本部の水谷悟知的財産部長が、食品の新たな機能性表示や健康維持のための身につけられるウエアラブル端末などについて最新の状況を紹介しました。教職員や知財関係者、一般の方など約50人が熱心に聴き入っていました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。また、岡山大学病院は平成25年4月に厚生労働省が選定した中国・四国地区唯一の「臨床研究中核病院」として、同地区の基幹病院とのネットワークを利活用した大規模な臨床研究や治験、基礎研究から臨床応用にいたる橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を精力的に実施しています。今回のフォーラムの成果も今後の研究大学や臨床研究中核病院の運営に活かして行きます。

<過去の知財フォーラム>
第1回知財フォーラム2013:アメリカにおけるバイオ関連の動向と知財
第2回知財フォーラム2013:生物多様性とイノベーション
第3回知財フォーラム2013:海外での権利確保と活用
第1回知財フォーラム2014:大学から新しいグローバル産業創成

【本件お問合わせ先】
研究推進産学官連携機構知的財産本部 知的財産本部長・教授 渡邊裕
TEL:086-251-8472

(14.12.09)


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