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学部長挨拶

学部長 現代では数え切れないほどの法律が定められています。しかし、こうした法律をすべて学ぶことが法学部での学習の目的ではありませんし、そんなことは不可能です。法学部で学ぶのは、民法や憲法などの基本的な法律や政治学です。そこで身につけられるのは、具体的な法的ルールに関する知識であるよりは、むしろ法律をもとにいろいろな問題について考える、その方法です。基本的な問題点を整理し、法が採っている議論の筋道を理解できていれば、法改正などがあったとしても一から法的ルールを学び直す必要はありません。なによりもこうした思考方法、議論の仕方を身につけることによって、問題点を整理し、問題についての理解を深め、自説に固執すること無く、さまざまな立場のメリットデメリットを考え、問題への合理的な対処を考えてゆくことができるようになるはずです。

法や政治を学ぶということは、さまざまな問題を適確に整理し、筋道だって考えた上で、適切な判断をする能力、そして、その判断を分かりやすく人に説明する能力を養うことです。こうした思考力、判断力、表現力は社会を公正に運営してゆくために不可欠の能力です。最初は馴染みにくいかもしれませんが、法学を勉強することで、これからの世界を更新してゆくための大きな力を身につけることができるのです。

法学部長 波多野 敏