国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

TCカレッジTC論文発表会(医工系コース)を開催~研究・教育・協働を支える高度専門技術職員を目指して~

2026年01月26日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、12月9日に本学鹿田キャンパスの基礎医学棟において「令和7年度TC論文発表会(医工系コース)」を開催。本学総合技術部医学系技術課の楢崎正博課長が「TCカレッジ医工系コースの構築と研究支援・教育支援について」、塚野萌美技術主任が「電子顕微鏡試料作製および観察支援業務と高度専門人財養成に向けた取り組み」と題して発表を行いました。
 発表会は東京科学大学TCカレッジ受講生と本学総合技術部技術職員に公開で実施し、東京科学大学TCカレッジ事務統括部門の柗見吉朗部門長の司会進行により、対面11人とオンライン44人の計55人の参加者で行いました。
 TCカレッジは、東京科学大学が主導で行っている高度技術専門人財を養成するための仕組みであり、高い技術力・研究企画力を持つ大学の技術職員や企業等の技術者をテクニカルコンダクター(TC)として認定する制度です。本学もサテライト校として参画し、令和5年度から「医工系コース」を開講しています。
 TC称号は、TCカレッジのカリキュラムを受講するなどして必要単位数を取得し、テクニカルマスター(TM)称号を付与された受講生が、翌年度以降TC課程へと進み、TC論文の作成、発表を経て、審査に合格した者に授与されます。今回の両名の発表が、本学では初のTC論文発表となり、医工系コースとしても初となります。
 発表を行った楢崎課長、塚野技術主任はともに、医工系コースの立ち上げに尽力した経緯もあり、コース設立の背景や苦労、そして今後の展望なども含む内容となっていました。発表後、それぞれの主査1人、副査2人の審査員からさまざまな質問や意見が出され、活発な質疑応答が行われました。
 発表を終えた楢崎課長は「自身の業務内容をあらためて整理することができ、新たな気付きや発見も得られた。また、TCカレッジ受講を通じて、多岐にわたる知見や知識を習得することができた。今後、これらを活用し、さまざまな分野に貢献し、還元していきたい」とコメント、塚野技術主任は「多くの方々にご参加いただき、本発表会を無事に開催できたことを大変うれしく思います。論文執筆を通して、実験メモなどを見返す機会が多くなり、日頃の業務の中での工夫や気づきを記録に残しておくことの大切さをあらためて感じました」と感想を述べました。
 本発表会を通して、TC申請者のこれまでの技術力と研究支援力が客観的に提示されるとともに、TCカレッジでの学びや、コース設立に関わる経験が、研究支援、教育支援の質の向上につながっていることが伺えました。
 総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは、「業務のある中でTC論文を仕上げた楢崎課長と塚野技術主任に心から敬意を表します。何かをやり遂げた人材は、言動だけで済ます人材よりも幾万倍も結果が伴っています。私たちは知から新たな価値を創出することができるナレッジワーカーとしての技術者を目指しています。今後も両名がナレッジワーカーとして歩んで行くための行動を大学全体として支援し、かつキャリアパスもしっかりと整えていきます」とコメントしました。
 本学総合技術部は、全学の技術職員の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通して技術職員のスキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の研究・教育・臨床活動などのパートナーとして取り組みの強化を推進していきます。
 今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学であり、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

<参考>
産官学で連携したオールジャパンの人財育成に向けて「研究基盤EXPO2025」を幹事校として開催
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
「第2回総合技術部研修会–有言実行–」を開催~研究大学を担う技術者としてさらなる飛躍を~
令和7年度岡山大学TCカレッジ医工系コース中級カリキュラム「生物系各種光学顕微鏡(基礎)」を実施
総合技術部 第87回医学系技術課 鹿田研修会を開催~臨床研究を学び、新たな知識を拓く~

【本件問い合わせ先】
総合技術部 技術主幹(TCカレッジ医工系コース担当) 阿部匡史
E-mail:tabe◎md.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

年度