本学は、2023年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。
本学では、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、J-PEAKSの趣旨に共感し、これを活用するとともに、さまざまなステークホルダーとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。
これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第24号を4月3日に発行しました。
本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介しています。巻頭特集では、岡山大学長期ビジョン2050実現に向け、岡山の豊かなヒノキ資源を次世代に引き継ぐ山林DXについて紹介しています。また巻末には、「イチオシの研究設備」として「オミックス解析ソフトウェア」について取り上げています。
本学はJ-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”にとらわれない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点ともいえます。そのため、これらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択⼤学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。
○岡山大学岸俊克主任コーディネーター(産学官連携)のコメント
山林は、地域にとって大切な資源である一方、現場は電波や電源が届かない場所も多く、安全管理や資源の把握を効率的に行うことが難しい環境です。実際に話を伺う中でも、担い手不足や鳥獣被害に加え、現場で働く方々の安全や健康をどう守るかは大きな課題だと感じています。
本取り組みでは、こうした現場の課題に対し、可搬式ノード・ゲートウェイ(LPWA)による通信網の構築、ウェアラブル端末の活用、ドローンによる森林資源の可視化などを通じて、山林DXの実現を目指しています。
技術を開発するだけでなく、現場で無理なく使える形にしていくことが重要です。森林資源の持続的活用と、地域で働く人々の安全・健康の確保の両立につながるよう、丁寧に取り組んでいきたいと考えています。
<参考>
・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-
・第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~
・JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~
・那須学長が文部科学省主催シンポジウムに登壇 J-PEAKSでの本学の挑戦を紹介
・岡山大学 R&D Showcase を初開催 ~Community Healthの実現に向け、研究シーズと取り組みを発表~
・岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウムを開催~水と植物・光エネルギーから社会変革の実現方略を先鋭化~
・「第3回岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション~岡山大学クライオ電顕・トモグラフィワークショップ~」を開催~アカデミア・インダストリーネットワーク形成に向けて~
・「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の本号(最新号)は下記からぜひご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/freetext/J-PEAKS/file/vol24.pdf
・「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」のバックナンバーは下記からご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html
・岡山大学J-PEAKS HPは下記からぜひご覧ください。
https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
掲載Topics
(1)岡山の豊かなヒノキ資源を次世代へ山林DXでCommunity Healthの実現を目指す
(2)アメリカ科学振興協会(AAAS)年次大会において岡山大学のJ-PEAKSの取り組みを紹介
(3)技術統括監理本部・医療技術部と総合技術部の合同研修会開催~総合技術部第88回医学系技術課
鹿田研修会を開催~
(4)津山工業高等専門学校と連携に向けた意見交換を実施
(5)岡山大学発ベンチャーと久米南町が連携 世代を超えた交流を通じて「暮らし」と「幸福」を考える体験型イベントを開催
(6)「先端医学研究トレンド~岡山大学クライオFIB-SEM・トモグラフィー特別講演会 in 鹿田~」を開催
(7)きびだんごの伝統を次世代へつなぐ「共創」の深化~原材料もち米の生産者と岡山大学が廣榮堂の製造現場で懇談会を開催~
(8)岡山テックガレージが拓くアントレプレナーシップの未来~本学事務職員が高専機構主催イベントで登壇~
(9)紙よりはるかに薄い結晶で、光のふるまいをデザイン-ナノメートル厚の結晶の「向き」と「ねじれ」による新しい光制御-
(10) 文部科学省職員が地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNet」の施設整備を見学
(11)岡山大学高等先鋭研究院 令和7年度「植物・光エネルギー開発拠点」研究報告会を開催
(12) 自由民主党本部で那須学長が「研究大学に向けた大学法人経営改革」について講演
(13) 岡山大学病院消化器内科の衣笠秀明助教がAMED「革新的がん医療実用化研究事業」に採択
(14) 髙橋和教授らのグループが第8回岡山テックプラングランプリで最優秀賞を受賞
(15) 「岡山大学ナレッジシェアリングイベント」を開催
(16) 本学教員9人がPSI GAPファンドに採択~研究成果の社会実装とスタートアップ創出を加速~
(17) 岡山大学とUNCTADによる「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース」第5期生の研究成果発表会を開催
(18) キャンパスベンチャーグランプリ全国大会に岡山大学生が出場、全国の舞台で健闘
(19) こうべユニバーサルツーリズムシンポジウムを開催
「誰もが参加できる持続可能で責任ある観光」を促進する産官学連携モデルを発信
(20) 東京農工大学と地域中核・特色ある研究大学における研究開発マネジメント人材の育成と運用についての意見交換を実施
(21) 「研究大学コンソーシアムシンポジウム(第9回)」に松本匡史主任URAと小林健輔URAが登壇
(22) 中四国9大学が集結する「第2回 PSI学生アイデアピッチ in 徳島」で本学大学院生が受賞
(23) 設置費・保守費・修理費・撤去費が不要でお得な研究機器レンタル・リース「SXプラットフォーム」2025年度第2回全体会議を開催~大阪公立大学が新加盟~
(24) ハイパーサーミアの抗腫瘍効果を大幅に向上〜新規ハイパーサーミア増感剤の開発に成功〜
(25) 第2回山本進一記念賞表彰式を挙行しました
(26) 大学職員の高度化ワークショップ「政策を味方に!若手・中堅のための国の動向を読み解く実践型ワークショップ」開催
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
岡山大学J-PEAKS HP
「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.24発行~文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に関する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信~
2026年04月08日