国立大学法人 岡山大学

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鉄をキーワードにした異分野融合研究を強化促進へ 第22回フューチャーセッションを開催

2016年03月22日

 本学リサーチ・アドミニストレーター(URA )執務室は3月3日、「第22回フューチャーセッション」を津島キャンパスで開催しました。
 今回の講演者は、本学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)の大原利章助教。ファシリテーターを務める佐藤法仁URAから、大原助教がこれまでに鉄をキーワードにして異分野融合などを進めてきたことをはじめ、その活動をもとに外部資金の獲得や、新たな研究者ネットワークの構築、大学の研究力強化促進に大きく寄与されていることの紹介がありました。
 大原助教は、「鉄制御による異分野融合研究の現状と展望」と題して講演。まず農林水産省「革新的技術創造促進事業」(革新的ウイルス対策技術分野)の補完研究として取り組んでいる「低分子化リグニンと鉄」の異分野研究について紹介しました。これまで培ってきた医学的アプローチを基礎として、農学や工学、理学などの異分野視点を融合することで、課題を多角的にクリアーする手段を身につけられることを解説。また、その他の異分野融合研究でも、本学が進めている大型展示会への戦略出展を利活用することで、自分の研究分野以外の方々との出会いや連携が生まれることを紹介しました。継続した大型展示会への戦略出展が大きく研究力強化促進に寄与していることを説明し、参加した教職員やURAらとともに、熱心に対話を行いました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。今回のセッションで得られた異分野融合研究の知見や人的ネットワークを最大限に利活用して、社会を革新する研究開発や学術・人材の基幹を築いていく予定です。

農林水産省・革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)「理学・工学との連携による革新的ウイルス対策技術の開発」://www.okayama-u.ac.jp/user/ibunyapj/index.html


※本学が開催する「フューチャーセッション(Future Session)」とは、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。

※直近3回の岡山大学フューチャーセッション
第19回(テーマ「熱電交換デバイス」)はこちら
第20回(テーマ「高温超電導物質」)はこちら
第21回(テーマ「構造部材」)はこちら

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(16.03.22)


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