山陽圏の気候・風土を代表する農場(津高牧場)
津高牧場 ( 31.2 ha )吉備高原の生態学的条件を生かして造成された牧場で,肉用牛の黒毛和種を飼養しています。この系統は肉質も良く岡山系の貴重な遺伝資源です。大面積を活用して,青刈り・乾草・ サイレージ・放牧と給餌体系を多様化し,またふん尿を貴重な有機物資源として圃場に還元しています。学生宿泊施設を完備し,中四国の国公立大学の学生を受け入れ,単位互換の実習も行っています。 |
[主要作目]
飼料作物(混播牧草,ソルガム,トウモロコシ,エンバクなど),家畜(繁殖和牛約40頭,総頭数約70頭)
津高牧場牛舎の様子
津高牧場トピックス
■畜魂祭津高牧場では毎年,家畜の御霊をお祀りする畜魂祭を実施しています。
写真は畜魂祭の様子
畜魂碑 碑に手を合わせる本学職員
■天満屋岡山店精肉売場で「岡大農場出身『千屋牛』」の販売を開始しました
岡山大学農学部附属山陽圏フィールド科学センター津高牧場で生まれ,新見市の有限会社哲多和牛牧場で肥育した「千屋牛」が平成28年6月15日,「岡大農場出身『千屋牛』」として天満屋岡山店精肉売場で販売開始されました。
津高牧場では,25年間にわたって外部からウシを導入することなく,岡山系雌ウシと雄ウシの交配にこだわり、優秀な系統の選抜を実施。優良な子牛を年間40頭程度,出荷しています。
「岡大農場出身『千屋牛』」は,津高牧場から出荷した子牛(生後8~9カ月)が、新見市にある哲多和牛牧場でオカラやエリンギの培地,県産もみ米等の発酵飼料など,こだわった方法によって20~22カ月肥育され,千屋牛の定義を満たした和牛です。今回,農学部附属山陽圏フィールド科学センターで生産された農産物や加工品を販売する際の統一ブランド「岡大農場」を付けて,継続的(毎月1頭程度)に販売されることになりました。
津高牧場で生まれた子牛 会見する門田農学部長(左)と舟橋教授
■おかやま四つ☆子牛適合頭数の部 最優秀賞受賞
平成27年11月6日,岡山和牛子牛資質向上対策協議会より,岡山和牛推奨子牛(おかやま四つ☆子牛)の適合頭数が最も多かったことから,適合頭数の部で最優秀賞が授与されました。
賞状とトロフィー 適合頭数の部で最優秀賞を受賞