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 HOME > 研究施設紹介 : 探索的医薬品開発室(橋渡し研究部)おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)


  岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)は、次世代のバイオ・医療の研究・開発における
  中心拠点として、イノベーションのためのさまざまな施設の充実を図り、協働企業と連携して、ナノバイオ標的医療
  の融合的創出を実現していきます。


 岡山大学病院新医療研究開発センター
 探索的医薬品開発室(橋渡し研究部)

  岡山大学では、平成8年1月、学内に遺伝子治療臨床研究審査委員
 会を設置し、21世紀型医療において重要な位置を占めることが期待
 される遺伝子治療研究を進めてきました。平成11年3月には、日本で
 初めて非小細胞肺がんに対するがん抑制遺伝子p53を用いた遺伝子
 治療の臨床研究、平成13年3月には進行前立腺がんに対する自殺遺
 伝子治療の臨床研究を開始しました。いずれの試験も順調に終了し、
 現在は前立腺がんを対象としたインターロイキン12、ならびにREIC/
 Dkk-3の遺伝子治療が進行中です。これらの遺伝子治療をはじめとす
 る先端医療は、一般的な薬剤の臨床研究や臨床試験と比べて、その
 特殊性ゆえに同一の規格で推進することに高度の専門性が要求され
 ます。

  この要求を満たすため、平成15年4月、1)先端医療の臨床実践のため
 の横断的な研究・医療体制の確立、2)トランスレーショナル・リサーチの
 推進、3)産官学連携の推進、をミッションとする遺伝子・細胞治療センター
 を岡山大学病院内に省令施設として設置しました。平成23年度に、その
 名称を新医療研究開発センター 探索的医薬品開発室に変更し、活動を
 継続しています。
  このセンターは、Good Manufacturing Practice(GMP)基準に基づ
 いて建設されており、細胞分離・培養から遺伝子治療用生物製剤の
 調製までに対応できる設備として、安全キャビネット・大量培養装置
 などを含むクリーンルーム(2室)と、P2ルーム(2室)、治療用材料の
 純度や安全性を確認するための品質管理室を備えています。クリーン
 ルームは室外からの汚染を防ぐために室内は陽圧に、またP2ルーム
 は生物製剤の室外への流出を防ぐために室内は陰圧に維持されて
 おり、これらは24時間のモニタリング・システムにより制御されていま
 す。さらに、セキュリティーを伴う治療用生物製剤や細胞の保管設備
 (凍結、冷蔵、常温)も完備しています。

  本センターでは、GMP基準の維持の
 ために年1回の施設および機器に関す
 るバリデーションを行っており、ソフトの
 面でも入退室から物品搬入出、手洗い
 消毒、清掃、廃棄物処理などに関する
 標準作業手順書(Standard Operation
 Procedure:SOP)が整備されています。

  平成20年には、先端医療実践の場と
 して、専用治療室と隣接する患者回復
 室を整備しました。専用治療室には、
 試験薬の投与を行う高解像度内視鏡
 システムや超音波ガイド下穿刺システ
 ムなどを常備し、回復室では治療直後
 の患者からのウイルス製剤の拡散など
 を防止するための厳重なモニター管理
 を行います。

  これらの施設や設備を活用して、常に
 先進的な医療を実践し、さらにそのデー
 タを基礎研究にフィードバックできるよう
 な、先端医療臨床開発の拠点形成を
 目指しています。

 
 (所在地) 〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1  TEL 086-235-7997  FAX 086-235-7884
  



 おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)

  標的医療には「優れた治療遺伝子」、「治療ベクター」と、そのin vivo効果を感度良く正確に評価できる「画像設備
 の充実」が不可欠です。

  ICONTがこれまでに積み上げてきた「革新的遺伝子医薬」、「先端的標識化技術(分子標的プローブの開発)」、
 「協働企業との産学連携体制の確立」に関わる実績を基盤にして、JST・平成21年度地域産学官共同研究拠点整
 備事業としてOMIC(おかやまメディカルイノベーションセンター)事業が採択され、平成23年4月にアニマル分子イ
 メージング施設とインキュベーション機能を備えた研究開発拠点としてOMICを開所しました。

 ICONT設立時からのミッションは、『治療遺伝子や薬剤を効率よく目的のところに運搬するシステムと分子イメージ
 ング技術を融合し、「細胞レベルで悪いところを見つけて優しく治す」ナノバイオ標的医療を実現する』ことです。また、
 OMICのミッションである『分子イメージングを核とする岡山ならではの医療産業の創成と産業クラスターの実現』は、
 標的医療を基盤とする医療イノベーションを想定したものであり、OMICの当面の目標の一つを「遺伝子発現・細胞
 治療の可視化」に設定して、現在、具体的なプロジェクトを推進しています。
 可視化技術の導入は、遺伝子治療の安全性、有効性に関する新しい評価法、ならびに細胞治療の深化のための
 基盤的解析法の展開を可能とし、ICONTの目指す橋渡し研究の飛躍的進展を実現が期待されます。
 
     
 ※OMICの活動および施設の詳細については、Webサイトパンフレット(PDF 4MB)をご覧ください。

 (所在地)
  〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1
  インキュベーション部門(総合教育研究棟1,2階)、分子イメージング部門(光・放射線情報解析部門鹿田施設)、
  動物実験部門(自然生命科学研究支援センター 動物資源部門)
 
  TEL 086-235-7997