English |
『ナノバイオ標的医療イノベーションセンター: ICONT(Innovation Center Okayama for Nanobio-targeted Therapy)』は、急速に高齢化が進む日本の喫緊の課題である 『がん医療』に特化し、岡山大学発の『REIC遺伝子医薬』を 核とする『がんの革新的医薬』の実現に向け、岡山大学大学 院医歯薬学総合研究科、自然科学研究科、岡山大学発ベン チャー桃太郎源株式会社と連携して研究開発活動を行って います。 その歴史は、平成18年(2006年)、本学の『ナノバイオ標的 医療の融合的創出拠点の形成』事業が文部科学省・平成18 年度科学技術振興調整費『先端融合領域イノベーション創出 拠点の形成』プログラムに採択されたことを受け、岡山大学 産学連携学内特区として設置されたことに遡ります。当セン ターにおける研究開発は、平成20年(2008年)6月、学長直轄 の教育研究プログラム戦略本部プロジェクト研究となり、本 年(令和2年)4月、新たに遺伝子医薬の開発基盤の整備を 目的として大学院医歯薬学総合研究科の一部門として位置 付けられました。 現在の喫緊の課題はREIC遺伝子がん治療薬の実用化で あり、現在、岡山大学病院の消化器・肝臓内科において 「肝がんを対象とした医師主導臨床第T/Tb相試験」を、 脳神経外科において「再発悪性神経膠腫(脳腫瘍)を対象と した医師主導臨床第T/Ua相試験」を実施しています。 海外においては、Baylor College of Medicine(米国・ Texas州)によって「REIC遺伝子医薬と免疫チェックポイント 阻害薬との併用による悪性胸膜中皮腫を対象とした臨床 第U相試験」が行われています。 ◆肝がん ◆脳腫瘍 ※本事業では「ナノバイオ標的医療イノベーションセンター」の ロゴマークを様々なバリエーションで作成し 使用しています。 |
2019年9月13日(金) ベイラー医科大学(米国・テキサス 州)での『悪性胸膜中皮腫を対象と したAd-REICと抗PD-1抗体薬で あるオプジーボの併用による臨床 第U相試験』において、最初の患 者への投与が9月11日に開始され ました。 2019年6月27日(木) ベイラー医科大学(米国・テキサス 州)において『悪性胸膜中皮腫を 対象としたAd-SGE-REICと抗 PD-1抗体薬であるオプジーボとの 併用による臨床第U相試験』を開 始する旨の記者会見を、桃太郎源 株式会社と共同で行いました。 2019年5月8日(水) 岡山大学病院脳神経外科による 医師主導治験『再発悪性神経膠腫 患者対象第T/Ua相試験』の治験 届が承認され、治験を開始する旨 の記者会見を行いました。 |
※画像をクリックするとPDFが開きます。 |
|
● 令和2年度の協働企業:イーピーエス株式会社、杏林製薬株式会社、桃太郎源株式会社 |