国立大学法人 岡山大学

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総合技術部第86回医学系技術課鹿田研修会を開催~技術職員間の情報共有で研究力の強化を図る~

2025年08月26日

 8月5日、本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、本学鹿田キャンパスの基礎医学棟で「第86回医学系技術課鹿田研修会」を、対面とオンライン聴講のハイブリッド形式で開催しました。
 医学系技術課技術職員の担当業務は、研究・教育・臨床支援など多岐にわたり、支援分野が異なれば、必要な専門技術や知識も異なります。同研修会は、技術職員の業務紹介、出張報告、基礎研究・臨床系の最新トピックスなどをコンセプトとして、年3回開催されており、86回目となる今回は「技術職員の担当業務紹介、出張報告」をテーマに、技術情報を共有し、研究支援力の向上、医学系技術課のみならず総合技術部組織全体の活性化、そして本学の研究力強化等を図ることを目的として、鹿田キャンパスの技術職員4人が発表しました。
 会の冒頭、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAがあいさつに立ち、長年にわたり継続してきた研修会が参加者の前向きな姿勢と研修委員の協力によって支えられていることへの感謝を示し、「組織・個人・技術職員としてのアイデンティティを育み、チームワークを強化しながら、新しい研究大学を共に築いていきましょう」と述べました。

<発表演題>
・塚野 萌美 技術主任(共同実験室):「未経験から技術職員の世界に飛び込んでみた」
・岩佐 哲志 技術専門職員(共同実験室):「私の業務と担当機器紹介」
・池田 志織 技術専門職員(細胞組織学)「医学部 共同実験室および細胞組織学分野での業務」
・木村 亮太 技術主任(人体構成学)「出張報告(献体実務担当者研修会・解剖組織技術研究会)」

 各発表後の質疑応答では、参加者から「透過電顕の試料作製から観察まで一番重要なポイントはありますか?」、「管理している機械の保守で手に入らない部品等があるときにはどのようにしていますか?」、「二つの部署に所属するにあたって円滑に業務を進めるコツは?」、「研究会ではどういった発表がありますか?」など、多数の質問が寄せられ、活発な情報交換が行われ、今後の技術職員らの活動にもつながる大変有意義な研修会となりました。
 本学総合技術部は、全学の技術職員の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通して技術職員のスキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の研究・教育・臨床活動などのパートナーとして取り組みの強化を推進していきます。
 また本学では、2022年度より東京科学大学(前 東京工業大学)が行っている高度技術職員養成の取り組みである「TCカレッジ」に参画しており、大学における技術職員の高度専門人材養成等を協働で実施しています。本学はサテライト校として「医工系コース」を開講しており、強みある分野を生かした取り組みを戦略的に推進しています。
 今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学であり、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

<参考>
産官学で連携したオールジャパンの人財育成に向けて「研究基盤EXPO2025」を幹事校として開催
「岡山大学技術統括監理本部」辞令交付式及び運営協議会を開催~技術の力で社会変革を!我が国の大学初の取り組みを始動~
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
「第1回総合技術部研修会 不易流行-総合技術部発足1年を迎えて-」を開催~研究ファーストの研究大学として常に時代の先端技術を担う技術者集団へ~
令和7年度岡山大学TCカレッジ医工系コース中級カリキュラム「生物系各種光学顕微鏡(基礎)」を実施
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での研究室見学を実施
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での鹿田キャンパス研究室見学(第2弾)を実施

【問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 医学系技術課 鹿田研修会
E-mail:shikatakensyu◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

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