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TCカレッジ医工系コース上級カリキュラム「令和7年度医工講究(第1回)を開催~技術職員の高度化に向けて~

2025年09月25日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、8月19日、高度技術職員養成の取り組みの一環として実施している「TCカレッジ」医工系コースの上級カリキュラム「令和7年度 医工講究(第1回)」を本学鹿田キャンパスにて対面とオンライン聴講のハイブリッド形式で開催しました。
 冒頭、総合技術部本部長の佐藤法仁副理事・副学長・上級URA・技術副総監が「先般、文部科学省から『今後の科学技術人材政策の方向性』に関する中間取りまとめ報告がありましたが、その中では研究者だけでなく技術職員についても言及されています。技術職員が技術研究などを核としながらキャリアを積み、高度化していくことが重要だと考えています。取り組みの短期的、長期的視点を把握して、しっかりと取り組んでいきたいと思います」とあいさつしました。
 続いて、植木英雄技術専門職員が「安定発現細胞株の作製」と題して発表し、細胞株発現系やその目的、作製手順・原理・方法の比較を交えながら分かりやすく解説しました。
 発表後、医学系技術課の塚野萌美技術主任をはじめ、参加者からの質問も多数寄せられ、活発な質疑応答が行われるなど、発表者、参加者双方にとって非常に有意義な講究となった様子がうかがえました。
 「医工講究」は、日頃の業務・研究支援を通じた知識や技術の共有、発表および質疑応答スキルの向上を目的としており、TC(テクニカルコンダクター)の称号取得に必須である「TC論文」作成に向けた題材の機会としても活用されています。
 今後も総合技術部では、技術職員同士の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通じたスキル向上を図りながら、地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の研究・教育・臨床活動を支えるパートナーとしての役割強化を推進していきます。また、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)など、岡山大学の長期ビジョン2025の実現に向けた取り組みを生かし、あらたな価値創造を戦略的に推進しています。
 引き続き、地域と地球の未来を創造し、社会変革を実現する研究大学:岡山大学の挑戦と変革、そしてそれを支える技術職員の活動にご期待ください。

<参考>
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岡山大学TCカレッジ医工系コース中級カリキュラム「フローサイトメーター(基礎)」を実施~技術職員の知識・技能修得により、研究支援力の向上を目指す~
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研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での鹿田キャンパス研究室見学(第2弾) を実施


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部(医工系コース担当)技術主幹 阿部匡史
E-mail:tabe◎md.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
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