岡山大学保健管理センター

麻疹について

麻疹情報

 麻しんに関する注意喚起 (学生保健ネットワーク 2016/08/30 配信より)

麻しんの広域的発生に関する注意喚起です。

麻しんに関しては,日本が麻しんの排除状態にあることが2015年に認定されましたが,その後も渡航歴のある患者や,その接触者からの患者の発生も散見されています。


この度,厚生労働省より,麻しん患者の届出数が増加していることから情報提供がなされています。


また,今夏インドネシア旅行で麻しんに罹って帰国した関西在住の若者が,発症しているにもかかわらず
814日に幕張メッセで開催されたコンサートに来場し,数万人が接触者(参加者は全国から来たと思われる
推定25000人)となりそれぞれの地元に帰りました。そのため今後の発病者増加に関する注意喚起の情報が,全国の小児科医約1500名規模のメーリングリストで流されています。


麻しんの潜伏期は1012日で,免疫を持っていない人が感染するとほぼ100% 発症します。時には重篤な
合併症をおこすことがあり,年齢にかかわらず命に関わる感染症です。

空気感染もするので,手洗い,マスクのみで予防はできません予防にはワクチンの接種が重要で,2 回接種することでほぼ確実な免疫を得ることができるといわれています。

本学の在校生の多くは免疫能を持っており広範な集団発生は生じないと考えられますが,なお未接種で免疫を持っていない学生もいます。さらに,教職員を含めた20歳代後半以降は,麻疹ワクチンが集団から個別接種になった年代で,麻疹ワクチン接種ができていないか,一度の接種だけで抗体が低下している世代です。
本年の全国の累積報告でも,20歳以上が麻しん患者の60%以上を占めています。


学校における麻疹対策については,ガイドラインにそって抗体検査あるいはワクチン接種をよろしくお願い
いたします。


夏季休業中であり学生に接する機会は少ないかもしれませんが,可能な限り注意喚起していただき,予防に
努めるとともに,疑わしい症状がある方は早めに病院を受診して適切な治療を受けるようにしてください。


なお,検査,ワクチン接種の医療機関は保健管理センター(内線7217)へお問い合わせください。

<参考>

厚生労働省:麻しんの広域的発生について(情報提供)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000134554.pdf

厚生労働省:麻しん・風しん

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou21/index.html

文部科学省 学校における麻しん対策ガイドラインについて

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08040804.htm

おかやま医療情報ネット(予防接種の実施医療機関検索):

http://www.qq.pref.okayama.jp/mi/search/Vaccination.do


麻疹について

麻疹の特徴
◆空気感染・飛沫感染・接触感染をし、感染力は強力です。
◆ウイルスに感染後10日前後の潜伏期間を経て発症。高熱、咳、鼻汁など風邪症状が2-4日続いた後、全身に赤い発疹(はっしん)が広がり、時に肺炎や脳炎など重症化もあります。
◆発疹出現後5日間は感染力があり、学校保健安全法では解熱後3日間は出席停止期間です。

麻疹の予防と連絡
◆うがい・手洗いの励行
◆麻疹ワクチン未接種で麻疹未罹患の方は予防接種を受けましょう。
◆上記症状の場合,むやみに外出・登校せず、医療機関に相談のこと。発疹は後で出ますので、発熱のみの場合にも要注意。
◆麻疹罹患時には所属の教務に電話連絡のこと。






参考)

学校における麻しんガイドラインについて
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08040804.htm
国立感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html