岡山大学保健管理センター

感染性胃腸炎(ノロウイルス)

感染性胃腸炎はさまざまな病原体による疾患を含みますが、冬季に増加するものの大半はノロウイルスや
ロタウイルスなどのウイルス感染が原因と考えられています。
そのため感染の予防に十分ご留意いただきたいと思います。


感染性胃腸炎の注意喚起      (平成29年12月18日)

感染性胃腸炎の、県全体で定点あたりの報告数が2 週連続で1.1 倍以上に増加したことから、岡山県は12 月14 日に「食中毒(ノロウイルス)注意報」を発令し、食中毒予防を呼びかけています(図)。

例年、感染性胃腸炎は12月から年明けの1月にかけてピークを迎えます。例年より立ち上がりがやや遅いようですが、いよいよ
流行期を迎えつつあると考えられます。当センターでも、腹痛、下痢で受診する学生が増加傾向にあります。

冬の感染性胃腸炎の原因は、ノロウイルスなどのウイルスによるものが多いと言われています。


感染予防には,
流水・石鹸による手洗いの励行おう吐物や下痢便の適切な処理を行うことが重要です。

おう吐物や下痢便を処理するときには,
使い捨ての手袋やエプロンを使用し,処理する人自身が感染しないように気を付けて下さい。

また,消毒には,
塩素系漂白剤を使用し,広い範囲を消毒して下さい。

加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱(中心部が85℃〜90℃で90秒以上)することが重要です。
(このページの下部にも詳しい対策を載せていますので、ご参考ください。)

この感染症は、通常、重症化することはありませんが、
おう吐や下痢による脱水症状を起こすこともありますので、体調の変化への注意を促し、疑わしい症状がある人は医療機関を受診しましょう。



図 岡山県感染症週報 2017 年 第49 週 ( 12 月4 日 〜 12 月10 日)より

保健管理センター
http://www.okayama-u.ac.jp/user/hokekan/jikoboshi/norowirus.html

☆参考☆
岡山県感染情報センター
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/228466.pdf

2017/2018 年 感染性胃腸炎情報
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-92000.html

厚生労働省:ノロウイルスに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html



ノロウイルスによる感染性胃腸炎について

ノロウイルスによる感染症はこれまでは生ガキなどを摂取することによる「冬の食中毒」として知られていましたが、2006年は「人から人」への感染が中心になっていると国立感染症研究所が報告し、この変化が2006年の
異常流行の原因の一つとみて、手洗いや汚物処理など「人から人」感染の対策を徹底するよう警告しています。

発生時期
発生の状況としては秋頃より増え始め、ピークは12月と冬季に多く発生します。2006年はノロウイルスによる胃腸炎が過去最高の流行を記録し、2010年はこれに次ぐ流行を記録しました。



感染経路:経口感染
 1.汚染貝類を生または不十分な加熱で摂食
 2.食品取扱者が感染して食品が汚染し、その汚染食品を摂食
 3.患者の糞便・吐物から、直接あるいは間接的に人の手を介して感染
 4.吐物から漂いだしたウイルスが飛散して感染
 5.汚染井戸水・簡易水道等が消毒不十分で 

潜伏期
ノロウイルスに感染してから症状が出現するまでの期間: 1〜2日

症 状
吐き気、おう吐、下痢、腹痛など。健康な人は軽症で比較的短期間(平均1〜2日)に症状は回復します。しかし、子どもやお年寄り、合併する病気のある人などでは、重症化したりおう吐物を誤って気道に詰まらせたりして死亡することもあります。
一方、症状の消失後も3〜7日間ほど便中にウイルスが排出されるため、感染源となりえます。

診 断
糞便中のノロウイルスの検出で確定診断できますが、検査に保険適用はなく(自費で3,000円〜10,000円)、病院でも一般的には行わず症状から診断することが多いようです。

治 療
ノロウイルスについてはワクチンや特効薬がなく、治療は対症療法が中心で、水分補給によって脱水を防ぐことが重要です。

予防対策
身の回りの方々と一緒に、以下の予防対策を徹底しましょう。




                       (厚生労働省HP、国立感染症研究所HPより一部引用)

詳細は下記ホームページをご参照下さい。

厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A:
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

国立感染研究所 感染症情報センターホームページ「ノロウイルス感染症」:
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/index.html


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