国立大学法人 岡山大学

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中四国・播磨HeReNet-HeliGet 岡山大学が岩手大学・岩手医科大学実施の使用済MRIからのヘリウム回収に参画~500L超のヘリウムを回収~

2026年01月27日

 本学の研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフォースは、2025年12月22、23日に岩手医科大学矢巾キャンパス(紫波郡矢巾町)を訪問し、岩手大学と岩手医科大学が連携して実施する「使用済MRIからのヘリウム回収作業」に参加しました。
 本学からは畑中耕治副タスクフォース長・機関連携部門長(主任URA)と研究協力課の山﨑秀顕専門員、友定良太事務職員、研究・イノベーション共創機構の彭子澴コーディネーターが参加。岩手大学からは技術部理工学系千葉寿第一技術室長と中村光輝技術専門員らが、岩手医科大学からは医歯薬総合研究所超高磁場先端MRI研究センターの早川勧主任放射線技師が参加。さらにNMR装置の保守・管理の指導助言者として大阪大学大学院理学研究科の稲角直也技術専門職員が参加しました。
 本学は、2025年10月以降、「中四国・播磨HeReNet」のフェーズ2(連携機関からヘリウムガスを回収し、その一部を液化し連携機関に供給)および「HeliGet」(使用済設備などから液体ヘリウムを回収)を見据えて岩手大学・岩手医科大学が実施する、「使用済MRIからのヘリウム回収」に参画し、本回収に向けて協議や準備を行ってきました。
 本学の参加者は、12月22、23日のMRI装置からの専用容器であるデュワーへの液体ヘリウムの回収およびガスバッグへのヘリウムガスの回収作業に協力しました。また、12月23日の岩手大学・岩手医科大学による報道機関への説明会にも出席するなど、機関同士の取り組みを進めながら今回に至っています。今回の回収では、液体ヘリウム500Lと作業の過程で気化した約3㎥のヘリウムガスの回収に成功。沸点(1気圧)が約-269℃のヘリウムをMRIからデュワーに液体で回収するという難度が高い回収方法の計画や実行に本学が関与し成功を収めたことは、本学の「HeliGet」の本格実施に向けて大きな弾みとなりました。
 なお12月23日には、岩手大学(上田キャンパス)で本学と岩手大学が「中四国・播磨HeReNet」におけるスマートスピーカー制御器“WAN-WANシステム”の活用や「HeliGet」の実施に向けた協議も行いました。
 本学は、地域の中核特色ある研究大学として「中四国・播磨HeReNet」および「HeliGet」を通じて、学内のみならず近隣の大学、研究機関、高等専門学校、企業等に液体ヘリウムを供給することで、液体ヘリウムを使った研究・開発の裾野を大いに拡げることを目指します。またヘリウムは100%海外に依存しているため、本取り組みは経済安全保障の点からも極めて重要なものです。
 引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と参画機関らが進めるわが国の研究力向上・イノベーション創出強化、そして経済安全保障の枠組みにおける重要な取り組みへの挑戦に、どうぞご期待ください。

<参考>
米子工業高等専門学校、鳥取大学、徳島大学においてヘリウムガスの回収(フェーズ1)を開始
電気通信大学とヘリウムリサイクル事業などについて意見交換を実施
岩手大学とのヘリウムリサイクル事業についての意見交換を実施
使用済み核磁気共鳴装置(NMR)からヘリウムガスを回収~「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」に向けた大きな一歩~
わが国の研究力の基盤を支える液体ヘリウムの利用促進・安定供給に向けて11大学・高専等と意見交換を実施
「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動に向け学内説明会を実施
「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動に向けた学外説明会を実施
「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動 ヘリウム回収実証実験を開始
“人機一体”の研究基盤を強化推進するために「研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース」が始動
岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)

【本件問い合わせ先】
研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用) 機関連携部門
TEL:086-251-8705
E-mail:herenetoffice◎adm.okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています。

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