岡山大学保健管理センター

花粉症情報

「花粉症」のシーズンがやってきました 2017/2/16

 

岡山県内もスギ花粉の到来のシーズンとなりました。

 今年は夏の気温が高く、日照時間も平年並みか平年よりやや長かったため、今年の花粉の飛散量は多いとされています。ピークの予測は3月上旬から中旬で、スギ・ヒノキ花粉の飛散数は,中国地方では前年比170%で例年並み,岡山では前年比150%,例年比150%と多くなると予想されています。

 これからの季節、以下の対策を参考にしていただければと思います。
【花粉症対策のポイント】                      

外出の際はマスク、メガネなどを使用することで花粉の曝露を減らすことが可能です。
マスクには、吸い込む花粉量を3分の1~6分の1程度に減らし、鼻の症状を軽くする効果があります。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが重要で、横に隙間ができるとそこから花粉が入ってしまいます。マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク: ※「花粉症環境保健マニュアル」(下記参照)に詳細記載有り)で、さらに鼻に入る花粉が減少することも分かっています。
ウール素材の服は木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすいため、外出時の服装は外側に
ウール素材の衣服は避けた方が望ましいです。帰宅後は、洗顔やうがい、洗髪などをして花粉を落とすようにしましょう。
花粉の時期に室内の換気を行う場合は窓を全開にするのではなく、開ける幅を10 cm程度にし、レースのカーテンをかけることで屋内への流入花粉を減らすことができます。 流入した花粉は床やカーテンなどに多数残存していますので、掃除を励行し、カーテンは定期的に洗濯するようにしてください。


花粉は
① 晴れて、気温が高い日 ② 空気が乾燥して、風が強い日 ③ 雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
に飛散しやすい傾向があります。

その他にも,十分な睡眠,規則正しい生活を心掛け,風邪を予防し,飲酒や喫煙を避け,全身や粘膜の免疫機能を正常に保っておくことも重要です。

 また,初期治療といって,花粉の飛散開始前または症状のごく軽い時期から予防的に薬剤を服用することで,症状の発現を遅らせたり,症状を軽くしたりする方法があります。初期治療を開始するタイミングとしてはまさに今がよいでしょう。

 毎年花粉症に悩まされている方は,そろそろ医療機関(耳鼻咽喉科や眼科,内科,アレルギー科)へ相談しましょう。

【花粉症の情報をチェックしましょう!】

日本気象協会 2017 春の花粉飛散予測(第3報)

https://www.jwa.or.jp/news/2017/01/post-000774.html


花粉症環境保健マニュアル

http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html


環境省花粉観測システム(はなこさん)

http://kafun.taiki.go.jp/


日本気象協会tenki.jp

https://tenki.jp/pollen/