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森林生態学 Forest Ecology

教員

Muneto HIROBE教授: 廣部 宗 Prof. Dr. Muneto HIROBE
E-mail: mhirobe@ (@以下はokayama-u.ac.jp を付けてください。)
専門分野:森林生態学,森林生態系の物質循環
Yuko MIYAZAKI助教 :宮崎祐子  Dr. Yuko MIYAZAKI
E-mail:yukomiyazaki@(@以下はokayama-u.ac.jp を付けてください。)
専門分野:森林生態学,植物の繁殖メカニズムの解明

主な研究テーマ

 人類に多様な生態系サービスを提供している森林生態系を主な対象とし,その構造や機能,動態を理解することを目的に,遺伝子から生態系全体まで様々な手法を用いて研究を行っています。特に注目しているのは養分物質の循環機構と多年生植物の不定期大量繁殖現象(マスティング)です。

森林生態系の物質循環機構


森林生態系の構造や機能を理解するため,生態系の根源的な作用である物質の循環機構を明らかにする研究を行っています。また,物質の循環は時空間的にさまざまなスケールで大きく変動するため,特に景観スケール以下の小さい空間スケールでの物質循環の空間的異質性(場所による性質の違い)に注目し,その変動パターンの把握と変動要因の解析を行っています。 これまでの調査研究対象は国内の人工林、天然林に加え、マレーシアの湿潤熱帯林からシベリア、アラスカの亜寒帯林まで様々であり、森林以外の陸上生態系 (中国、モンゴルの半乾燥灌木地帯、草原)も含まれます。

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 植物の繁殖メカニズムの解明

 森林を構成する樹木の多くは、開花・結実量が年によって変動します(マスティング)。マスティングを引き起こす至近要因には大きく分けて、気温や降水量などの気象(外的)要因と個体の中にある資源(栄養分;光合成同化産物や無機養分など)量などの内的要因の2つが考えられています。しかし、その詳しいメカニズムについては多くのことが分かっていません。


花が大量に咲くためには何が必要なのか?


咲いた花が種子になるまでの間に何が起こっているのか?


その問いに答えるため、マスティングする特徴を持つ植物を用いて、花成制御遺伝子の発現パターンや個体内資源量・気象データの解析から、植物の繁殖メカニズムに迫る研究に取り組んでいます。


植物の繁殖メカニズム

最近の主な業績

  • Hirobe, M., Miyamoto, S., Sakamoto, K., Kondo, J., Otoda, T., Akaji, Y., and Yamanaka, N. : The spatial distributions of understory trees in relation to dwarf bamboo cover in a cool-temperate deciduous broadleaf forest in Japan. J. For. Res., 20, 357-362, 2015.
  • 宮崎祐子・大澤剛士・三橋弘宗:シナリオ分析に基づいた竹林の管理計画立案.保全生態学研究,20, 3-14, 2015.
  • Miyazaki, Y., Maruyama, Y., Chiba, Y., Kobayashi, M.J., Joseph, B., Shimizu, K.K., Mochida, K., Hiura, T., Kon, H., and Satake, A. : Nitrogen as a key regulator of flowering in Fagus crenata: understanding the physiological mechanism of masting by gene expression analysis. Ecol. Lett., 17, 1299-1309, 2014.
  • Akaji, Y., Hirobe, M., Harada, M., Otoda, T., Yamanaka, N., and Sakamoto, K. : Microphysical environmental factors affecting the local distribution of dwarf bamboo (Sasa palmata) in a cool-temperate deciduous broadleaf forest in Japan. Écoscience, 20, 339-344, 2013.
  • Hirobe, M., Kondo, J., Enkhbaatar, A., Amartuvshin, N., Fujita, N., Sakamoto, K., Yoshikawa, K. and Kielland, K. : Effects of livestock grazing on the spatial heterogeneity of net soil nitrogen mineralization in three types of Mongolian grasslands. J. Soil. Sediment, 13, 1123-1132, 2013.
  • Miyazaki Y. : Dynamics of internal carbon resources during masting behavior in trees. Ecol. Res., 28, 143–150, 2013.

卒業生・修了生進路

  • 進学(岡山大学大学院,京都大学大学院,慶応大学大学院,京都教育大学大学院,淡路景観園芸学校)
  • 公園緑地管理財団,公務員(林野庁,岡山県庁,岡山市役所,高松市役所)
  • 公園管理,造園業,製紙メーカー,IT企業

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