麻疹について

麻疹情報

 麻しんに関する注意喚起 (2019/01/22 更新)

現在、近畿地方で麻疹(はしか)が流行しており、全国的に流行が広まっていく可能性がありますので、注意が必要です。患者発生の経過は次のとおりです。

三重県で発生した麻疹患者と接触した10代の男性が、感染可能期間である本年16日に大阪市内で開催されたイベント(全国から参加者あり)に参加し、また、大型商業施設を利用していたことから、全国に感染が広まって岡山県にも麻疹が持ち込まれる可能性がきわめて高いと考えられます。

・麻疹は飛沫感染のみならず空気感染もして感染力が非常に強く、肺炎、中耳炎、脳炎などの重大な合併症を起こすことも多々あります(麻疹の症状については下記参照)。

・麻疹の潜伏期間は521日で、発疹出現5日前の無症状期の人からも感染するので注意して下さい。

・発疹が出る前は、現在流行中のインフルエンザと間違えられる可能性も有ります。

・麻疹患者さんと接触した可能性のある方は症状の出現に十分注意して、疑わしい症状のある方は、早期に小児科や皮膚科などの診療科の医師にご相談下さい

・特に、大阪のイベントに参加したり、大型商業施設を利用したりするなどで大阪を訪れた方は、体調に十分注意して下さい。

・昭和43年から平成2年に生まれた方(現在2750歳)は、麻疹にかかる危険性が高いと考えられます。

・平成3年以降に生まれた方も、母子(親子)手帳、予防接種手帳などで、麻疹ワクチンを2回以上接種していることを確認して下さい。もし、2回の接種を受けていなければ、必要回数のワクチン接種をできるだけ早期に行って下さい。

・可能な限り、流行地域を訪れることを控えて下さい。

<参考>

1)岡山大学HP>在学生・保護者の方>学生生活>公欠・準公欠・その他の欠席について

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/student/kouketsu_g.html

【出席停止,公欠等】

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/life/kouketsu_03.html

【感染症(例:インフルエンザ)に罹患した場合の取扱い流れ図[PDF]

http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/kyomu-pdf/kouketsu_03_2.pdf

 

・麻疹は学校保健安全法で第2種感染症であり、学生は出席停止(解熱した後3日を経過するまで)となります

・大学(所属学部・コース・研究科)の教務担当へ必ず電話連絡して下さい

 

2)厚生労働省:麻しん・風しん

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou21/index.html

 

3)文部科学省 学校における麻しん対策ガイドラインについて

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08040804.htm

 

4)おかやま医療情報ネット(予防接種の実施医療機関検索)

http://www.qq.pref.okayama.jp/mi/search/Vaccination.do


なお、検査、ワクチン接種の医療機関は保健管理センター(内線7217)へお問い合わせください。


麻疹について

麻疹の特徴
◆空気感染・飛沫感染・接触感染をし、感染力は強力です。
◆ウイルスに感染後10日前後の潜伏期間を経て発症。高熱、咳、鼻汁など風邪症状が2-4日続いた後、全身に赤い発疹(はっしん)が広がり、時に肺炎や脳炎など重症化もあります。
◆発疹出現後5日間は感染力があり、学校保健安全法では解熱後3日間は出席停止期間です。

麻疹の予防と連絡
◆うがい・手洗いの励行
◆麻疹ワクチン未接種で麻疹未罹患の方は予防接種を受けましょう。
◆上記症状の場合,むやみに外出・登校せず、医療機関に相談のこと。発疹は後で出ますので、発熱のみの場合にも要注意。
◆麻疹罹患時には所属の教務に電話連絡のこと。






参考)

学校における麻しんガイドラインについて
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08040804.htm
国立感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html