国立大学法人 岡山大学

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岡山大学など9機関が「ヘリウムコンソーシアム(HeliCon-J)」を設立~オールジャパンで資源循環と人材育成を強化推進~

2026年10月09日

 9月25日、本学をはじめとする国立大学法人等9機関は、設立会議を経て、「ヘリウムコンソーシアム(英語名:Helium Consortium of Japan, 英語略称:HeliCon-J)」を設立しました。本コンソーシアムは、希少な資源であり、かつ全量輸入に頼っているヘリウムについて、そのリサイクルをオールジャパンで取り組むための全国的なネットワークです。ヘリウムリサイクル関係のグループ形成や取り組みや課題の発信・共有、連携強化等を目的にしています。
 設立に先立ち、本学の研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフォースは、4月13日にコンソーシアムの設立を目的としたキックオフミーティングを開催。6月11日に本学を事務局としてヘリウムコンソーシアム(HeliCon-J)規約を策定し、同22日にはコンソーシアム設立に向けたヘリウムリサイクルワークショップを開催しました。その後、9月11日から25日にかけて、本学を事務局としてコンソーシアム設立会議が開催され、その結果、9月25日付で本学の佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAと理化学研究所仁科加速器科学研究センター加速器基盤研究部の奥野広樹副部長の2人の共同代表就任が承認されるとともに、コンソーシアムが正式に発足しました。
 コンソーシアムの設立時参加機関は、本学および理化学研究所のほか、岩手大学理工学系第一技術室、東京大学物性研究所、電気通信大学研究設備センター低温部門、富山大学研究推進機構研究推進総合支援センター、大阪大学理学研究科技術部分析機器測定室、愛媛大学学術支援センター物質科学研究支援部門、琉球大学研究基盤統括センターの計9機関となります。
 本コンソーシアム立ち上げは、本学が注力してきたヘリウムリサイクルの取り組みを、志を同じくする諸機関と連携して日本全国へと波及させていくための極めて重要な足がかりとなります。
 共同代表に就任した、本学の佐藤副理事・副学長・上級URAは「世界的なヘリウム不足は、最先端の研究や医療現場において深刻な課題です。オールジャパン体制のHeliCon-J設立を機に、本学は資源の安定確保と持続可能な研究環境の構築、そしてそれを支える人材育成に全力を尽くします」と述べました。また、理化学研究所の奥野副部長は、「ヘリウムコンソーシアムの設立により、国内の関係機関が連携してヘリウム資源の循環と安定利用を進める体制が整いました。各機関の取り組みが共有され、全国的なネットワークとして機能することを期待しています」と述べました。
 本学は、開かれた地域中核・特色ある研究大学として中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク事業「HeReNet」、MRIなど使用済設備からのヘリウム回収「HeliGet」、ヘリウム関連人材育成プログラム「HeliSET」を一体の取り組み「“He3”プロジェクト」として、学内のみならず近隣の大学や研究機関、高等専門学校、企業等に液体ヘリウムを供給するなどして、液体ヘリウムを用いた研究・開発の裾野を大きく拡げることを目指しています。またヘリウムは100%海外に依存しているため、本取り組みは経済安全保障の点からも極めて重要です。
 さらに本学は、先端研究基盤刷新事業(EPOCH)の採択大学として、ヘリウムの安定供給、価格の安定化、次世代のヘリウムユーザーの育成などを推進することにより、ヘリウムリサイクルの仕組みを全国に波及させていきます。
 引き続き、開かれた地域中核・特色ある研究大学および先端研究基盤刷新事業(EPOCH)の採択大学として進めるわが国の研究力向上・イノベーション創出強化、そして経済安全保障の枠組みにおける重要な取り組みへの挑戦に、どうぞご期待ください。


<参考>
・地域中核・特色ある研究大学の取り組み-ヘリウムコンソーシアム構築に向けたヘリウムリサイクルワークショップを開催、約200名が参加-
・岡山大学において地域中核・特色ある研究大学の取り組み「学内のガス回収ラインが設置されていないMRI装置のヘリウム回収」を実施
・米子工業高等専門学校において地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNet」の回収および供給(フェーズ2)を実施
・SPring-8において地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNet」の回収(フェーズ1)を実施
・香川大学と本学惑星物質研究所において地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNet」の回収(フェーズ1)を開始
・岩手大学技術職員が本学を訪問~地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNet」の北東北地域への展開に向けて意見交換を実施~
・文部科学省職員が地域中核・特色ある研究大学の取り組み「中四国・播磨HeReNetの施設整備を見学
・中四国・播磨HeReNet-本学が岡山理科大学においてヘリウムガスの回収(フェーズ1)を開始
・中四国・播磨HeReNet-HeliGet岡山大学が岩手大学・岩手医科大学実施の使用済MRIからのヘリウム回収に参画~500L超のヘリウムを回収~
・米子工業高等専門学校、鳥取大学、徳島大学においてヘリウムガスの回収(フェーズ1)を開始
・電気通信大学とヘリウムリサイクル事業などについて意見交換を実施
・岩手大学とのヘリウムリサイクル事業についての意見交換を実施
・使用済み核磁気共鳴装置(NMR)からヘリウムガスを回収~「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」に向けた大きな一歩~
・「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動 ヘリウム回収実証実験を開始
・「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動に向けた学外説明会を実施
・「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動に向け学内説明会を実施
・わが国の研究力の基盤を支える液体ヘリウムの利用促進・安定供給に向けて11大学・高専等と意見交換を実施
・“人機一体”の研究基盤を強化推進するために「研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース」が始動
・岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)


【本件問い合わせ先】
研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用) 機関連携部門
TEL:086-251-8705
E-mail:herenetoffice◎adm.okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています。

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