小児科/小児循環器科/小児血液・腫瘍科

診療科長より

当院各科・各部門と密に連携しながら,約30名の医療スタッフが協力して各専門領域の診療に従事しています。小児循環器科では,重度先天性心疾患,難治性心不全・不整脈に対してカテーテル治療,細胞療法などの高度先進医療を行っています。小児血液・腫瘍科では,難治性血液疾患・小児がんに対して化学療法,移植療法,分子標的療法を行っています。「小児心身医療科」(旧子どものこころ診療部),「子どもの遺伝診療部」と連携しながら,ご本人やご家族の総合的支援に努めています。

塚原宏一

小児科長
小児循環器科長
小児血液・腫瘍科長塚原 宏一

対象疾患について

胎児,新生児,乳幼児,学童,思春期を経て成人までの成育医療として小児医療の全領域をカバーしています。主な対象疾患は,急性脳炎・脳症,重症感染症; 先天性心疾患,急性・慢性心不全,不整脈,川崎病; 白血病,悪性腫瘍,凝固異常症; 免疫・アレルギー疾患; 内分泌・代謝・骨疾患; 腎・泌尿器疾患; 消化器疾患,栄養障害; 新生児疾患,遺伝疾患; 心身症,発達障害; 高度救命救急を要する疾患です。外来診療は月曜日から金曜日まで毎日あり,総合外来と複数の専門外来よりなります。

診療内容と特色について

中国四国地域の中核の小児医療専門施設です。一般的な疾患はもとより高度な専門知識・技術を必要とする小児疾患の診断と治療を最新の優れた方法を用いて行っています。小児医療のほぼ全領域における学会認定専門医・指導医が責任をもって診療に当たります。中国四国を中心とした多くの連携施設(各々は各地域の中核病院)と連携し,個々の患者さんに最適な医療体制がとれるように努めています。病棟には保育施設,院内学級(小学校・中学校)を設け,長期入院の子供たちに対応しています。

診療科より患者の皆さまへ

小児科,小児循環器科,小児血液・腫瘍科,小児心身医療科を含めた「小児医療センター」は子どもの笑顔を守る未来志向の診療部門です。私たちは岡山大学病院の多くの医療スタッフと協力して,小さな患者さんとご家族に心のこもった小児医療を提供できるよう力を尽くしたいと考えています。

院内学級について