炎症性腸疾患センター

炎症性腸疾患センター長より

近年,炎症性腸疾患(IBD)患者さんの数が増加していますが,新たに承認され,使用できる治療薬も増えてきています。特に外来治療が可能なレベルの病状の患者さんには,多くの治療選択肢があり,選択肢が増えることはとても喜ばしいことですが,いかに選択するかが大切になってきます。当センターでは,患者さんの病状を的確に判断し治療法を提案するとともに,さまざまな患者さんの社会生活や希望も考慮し,一緒に治療決定していきます。

副センター長近藤 喜太

炎症性腸疾患センター長平岡 佐規子

 

活動内容・特色について

IBDは潰瘍性大腸炎とクローン病のことで,いずれも原因不明の難病で,腹痛や下痢,下血などの症状のために日々の生活に多大な支障をきたします。いつ,だれにでも発病し,さらに病状は進行していくため,早期に診断し治療を開始すること,そしてそれを継続していくことがとても重要になります。当センターでは軽症,中等症のみならず,一般の市中病院では対応が困難な重症,あるいは難治の炎症性腸疾患患者の診療の核として,専門性の高い診療を行っています。
消化器内科・消化管外科・小児科・小児外科を幹としたセンターですが,メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・管理栄養士など)や他の診療科と密に連携しています。大学病院の特徴を生かし,総合的かつ専門的なアプローチにより病状のコントロールを行うことで,患者さん一人一人が質の高い生活を送っていただけるよう,日々診療に取り組んでいます。

主な業務内容

■IBD診療/外来:月~金曜日まで毎日,専門担当医が診療しています。
       入院:集学的治療や精密検査が必要な患者さんに対し行っています。
       
また,IBD以外の難治性腸疾患診療も行っています。
■IBDに関する啓蒙:年2回開催される患者会を中心に,患者やスタッフに向けて教育・啓蒙に努めています。