サルコーマセンター

サルコーマセンター

活動内容・特色について

筋肉や骨などから発生する「肉腫(サルコーマ)」 は,手足や胴体,腹部,頭頸部など,体のどの部分にも発症するため,整形外科や血液・腫瘍内科,消化菅外科,泌尿器科,産科婦人科,小児科など多くの科に治療が分散する傾向にあります。今まではこのような肉腫診療を統括する部門がありませんでした。どこでどのような治療を受ければ良いかわからない,いわゆる「サルコーマ難民」が少なからず存在し,肉腫診療における大きな問題となっています。このような背景の下で,サルコーマセンターは,診療科間の連携を強化して肉腫患者のより良い診断および治療を提供するため,2014年4月に西日本で初めて設置されました。岡山大学病院の多科にわたる様々なスタッフが,科を横断して密接な連携の下,肉腫の診療にあたります。