結石治療室

診療・運営体制

尿路結石は腎臓でつくられた尿のカルシウムとシュウ酸などの成分が結晶化し,石となって腎臓内や尿管,ぼうこうの尿の通り道を詰まらせて発症します。流れない尿がたまって腎臓が腫れ上がると激痛を引き起こすことがあり,この水腎症が続くと腎臓機能が低下してしまう危険性があります。40-50代の働き盛りの男性に多い疾患で,他にも治療法はありますが,体外衝撃波装置であれば治療時間が1回50分と短く,基本的には日帰りでの施行が可能です。
適応に関しては担当医にご相談ください。

室長
荒木 元朗

診療内容・活動内容/特色

結石治療室では,体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)を用いて,結石の治療を行っています。尿路結石の外来治療に対しては週3日間(月,水,金曜日),泌尿器科医師が治療に従事しています。外来治療を中心に,短時間で低侵襲かつ効果的な治療を実践します。内科,泌尿器科が協力し,治療を始め治療室の細やかなメンテナンスを行い,患者さんが安心してスムーズに治療を受けられる体制を整えています。患者さんの状況や結石の性状,位置に応じて衝撃波の角度・強度を調整でき、胆石・尿路結石はもちろん,場合によっては膵石の破砕(当院の機器は保険適応外)も可能です。現在,年間約30セッションを施行しており,さらに稼働率を上げることも可能です。また,治療室内には救急カートやバイタルサイン測定機器(血圧計など)を常備し,安全性に最も重点をおいて治療を行っています。
 

スタッフ紹介