病院長挨拶

金澤右

向きあう、つながる、広がる

岡山大学病院には毎日3000人を超える外来患者さんが訪れ、年間1万件を超える外科手術が行われています。総合病院として、医科歯科ほぼすべての診療科が配備され、多くの紹介患者さんの診療にあたるとともに、第三次救急を担う高度救命救急センターとしても機能しています。「特定機能病院」である大学病院としての先端的な診療を行うだけでなく、多くの医療人材を育成し、臨床研究を行い、医療機器の開発に努めることも私たちの大きな使命です。岡山大学病院は、厚生労働省から中国四国地方唯一の「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核拠点病院」に選定されていますが、それは私たちが私たちの使命を果たすために重ねてきた日頃の努力を認めていただいた成果だと思います。

岡山大学病院は、1870年に創設されたわが国でも有数の歴史を誇る大学病院であり、約150年にわたり中国四国地方のフラッグシップ・ホスピタルとしての役割を果たしてきました。わが国初の肺移植手術等々、高度医療においては輝かしい歴史を有しています。しかし、高い技術を提供するだけでは、良い医療は成り立ちません。

私たちにとって本当に大事なことは、患者さんの悩みを心身ともに解決して差し上げ、患者さんのご家族の心に寄り添い、地域から信頼され、広く日本全体、そして世界に岡山大学病院の特徴を発信できることだと思います。そのような病院を私たちは目指しています。

私たちの姿勢と心は、病院の合言葉「向きあう、つながる、広がる Facing your face, facing our community, facing the world」で表されます。2018年に制定された水滴と波紋を基調とした新たな岡山大学病院ロゴマークは、私たちの合言葉を象徴しています。患者さんや地域に信頼され愛される病院であり続けるために、新たなロゴマークを胸に私たちはさらなる努力を重ねたいと思います。

岡山大学病院長 文字金澤右