ジェンダーセンター

診療・運営体制

性同一性障害(GID)という病名は,WHO・ICD-11から精神科疾患から除外され,性別不合(GI)となりました。しかし,性別違和を抱えた当事者の方はこれまでと同様に,岡山大学病院を受診されておられます。
当センターではこれからも他科連携のチーム体制のもと,総合的治療に臨みたいと思っております。
 


センター長

難波 祐三郎

診療内容・活動内容/特色

当センターでは大学病院所属の中央診療施設という特性から,性別不合(GI)を中心としたジェンダー関連疾患に対して,治療を行うだけでなく,当該疾患に対する研究や医学教育も行っています。
2018年4月に性別適合手術への保険適用が決定しましたが,混合診療の問題から限られた手術のみが保険適用となっています。今後はこの問題を解決するために,ホルモン療法への保険適用を目指して活動していく予定です。
これまで整容面のみならず機能面も考慮した世界初の皮弁組合せ陰茎形成術を開発し,最小侵襲治療を指向した腹腔鏡併用腸管造膣術などを導入してきました。研究面ではエビデンスレベルの高いスケールを用いたアンケート調査を行って,性別適合手術がもたらす精神的効果をデータ化しています。また後継者育成に重点を置き,スタッフには海外研修や国際学会における発表を勧めています。
 

診療実績

より詳しい情報を岡山大学形成外科のホームページでご確認できます。

 

スタッフ紹介

氏名 役職 専門分野 認定医・専門医 等
難波 祐三郎
ジェンダーセンター
センター長/教授
性別適合手術 GID学会認定医・理事
松本 洋輔
ジェンダーセンター
講師
精神科領域の診断と治療 GID学会認定医・理事
新井 富士美
ジェンダーセンター
医員
婦人科領域の診断と治療