手術部

診療・運営体制

手術室は1961年に中央手術部として13室で開設され,その後2013年に新築移転され20室,2023年に外来手術センター3室が開設され,計23室で年間10,000件の手術を行っています。手術を取り巻く社会的環境が大きく変化する中で,中央診療部門としてその果たすべき役割は,さらに重要になっています。
手術を支える麻酔科医・看護師・臨床工学技士・滅菌管理業務スタッフ・放射線技師・薬剤師・検査技師・委託業者・医療機器や材料を提供する企業の協力が不可欠です。多職種の手術室スタッフが全員で協力しチームとして手術環境を整備していきたいと思います。

部長
増山  寿

診療内容・特色

岡山大学病院の手術部は,最新の医療技術と設備を備えた先進的な施設として知られています。地域医療の中核を担い,高度な医療を提供しています。手術部は,各分野の専門医,看護師,コメディカルが集まり,患者に最適な治療を提供するために日夜努力しています。2013年に新築移転し,最先端の手術室が20部屋あり,手術内容に適した環境を整え,高度な無菌環境を維持提供しています。ロボット支援手術システムやナビゲーションシステム,最新の内視鏡機器などを導入しており,これにより患者の負担を軽減し,手術の精度を向上させています。歯科領域を含むすべての診療科に対応する手術室としてマネジメントが行われています。手術前後のケアも充実しており,患者一人一人に合わせた丁寧なサポートが行われています。術後の全身状態を継続的に監視し,苦痛なく安定した状態で一般病棟に橋渡しするPACU(麻酔後ケアユニット)を新手術室移転にあわせて開設し2013年から稼働しています。
また,2023年に外来手術センターを開設しました。日帰り手術に対し,手術室看護師が手術前の説明(術前オリエンテーション)から術後までを担当し,帰宅するまでを一貫して丁寧にケアしています。
岡山大学病院の手術部は,信頼性と技術力の高さで多くの患者に安心と安全,そして希望を提供しています。