総合内科・総合診療科

診療科長より

総合内科・総合診療科では,複数の病気をお持ちの患者さん,専門内科の境界領域のため受診すべき診療科が決まらない場合,全身的な評価や早急な初期治療が必要な場合など広く対応いたします。適切な診療科があれば紹介し,総合的な内科診断・治療を要する場合は当科で診療いたします。

総合内科・総合診療科長(検査部長,超音波診断センター長) 大塚 文男

対象疾患について

内分泌・代謝疾患,消化器疾患,循環器疾患,感染症,不明熱,東洋医学など,構成スタッフの備える専門的な視点を活かし,総合的・全人的に内科診療をいたします。
複数の病気をもつ患者さん,専門の科の境界領域のため受診すべき診療科が決まらない場合,原因不明の発熱や倦怠感,初期対応が必要な場合など,内科疾患全般が含まれます。生活習慣病から健診の二次精査まで幅広く診療しており,各専門科と包括的に連携いたします。

診療内容と特色について

1)総合内科学としての広い視野での診療,2)多様な症例・多彩な病態に対する初期対応,3)患者さんとその背景(家庭,地域事情)まで考慮した診療,4)予防医学までの広い見識を活かした診療,5)専門(サブスペシャリティー)診療と柔軟なバランスをとった診療,を目指して当院での総合的な内科診療を担当します。

また,以下の主な検査を行います。
◎丁寧な医療面接,インタビュー
◎血液生化学検査(内分泌・代謝系検査,免疫・抗体検査など)
◎生理検査(心電図・呼吸機能検査など)
◎画像診断検査(超音波・X線検査,CT・MRI・シンチなど)

臓器別専門科と連携して,必要な特殊検査・医療設備を適宜利用いたします。その他,総合内科では卒後臨床研修の内科を担当しており,研修医による外来診療教育に加えて,入院患者さんには副主治医として一部研修医が担当いたします。スタッフと主治医による教育体制を整備しており,常時スムーズな情報交換と迅速な対応が行えるよう尽力しております。

  • 漢方外来

 西洋医学のみでは克服できない病態について,漢方専門医が診療にあたります。

  • 不明熱外来

 原因不明の発熱を患っている患者さんに対し,総合的に診療にあたります。
 広く中四国地方から患者さんが紹介受診されています。

 
  • コロナワクチン副反応外来

 新型コロナウイルス感染症罹患後およびコロナワクチン接種後の種々の症状に悩む患者さんに対して,専門的な検査や他診療科,地域の医療機関との連携を生かして診断・治療にあたります。

 

診療科より患者の皆さまへ

外来診療は毎日,午前中は担当医が研修医・医学生とともに外来診療に対応いたします。午後は主に予約患者さんの診療を行います。
「病気を治す」だけでなく,全人的な医療により「病気の人を癒す」ことを目標に,医療スタッフがチームを組んで医療を行い,患者さんの生活の質の向上に努めます。初診時に詳しい病歴や生活習慣に関するインタビュー,身体診察,血液検査などを必要に応じて行い,最適な治療指針を選択いたします。