総合内科・総合診療科/感染症内科

科長のご紹介

科長 大塚 文男   Fumio Otsuka
専門医
日本内科学会(専門医・指導医・評議員)
日本内分泌学会(専門医・指導医・中国支部長)
日本甲状腺学会(専門医)
日本リウマチ学会(専門医)
日本病院総合診療医学会(認定医・指導医・副理事長)
プライマリ・ケア連合学会(認定医・指導医)
専門分野 内科学一般,内分泌学,下垂体,甲状腺,リウマチ など
 

総合内科・総合診療科では,複数の病気をお持ちの患者さん,専門内科の境界領域のため受診すべき診療科が決まらない場合,全身的な評価や早急な初期治療が必要な場合など広く対応いたします。適切な診療科があれば紹介し,総合的な内科診断・治療を要する場合は当科で診療いたします。
 

副科長(感染症内科)のご紹介

科長 萩谷 英大  Hideharu Hagiya
専門医 総合内科専門医
日本感染症学会専門医・指導医
International Society of Travel Medicine Certificate in Travel Health™
Certification Board of Infection Control and Epidemiology, Inc. CIC®
病院総合診療医学会認定医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会 認定医
日本渡航医学会 認定医療職
日本エイズ学会認定医
日本臨床微生物学会認定医
専門分野 臨床感染症,感染制御

感染性疾患は全ての臓器に発症するため,総合的な診察能力・対応力が求められます。診断困難例・難治例が紹介されることの多い当院では,感染性疾患に関して高い専門性と知識・経験を有する医師の役割は非常に大きいと考えており,当院では総合内科・総合診療科と感染症内科が二人三脚で外来・病棟の診療を行える環境を整えています。

 

主な対象疾患

総合内科・総合診療科

内分泌・代謝疾患,消化器疾患,循環器疾患,感染症,不明熱,東洋医学など,構成スタッフの備える専門的な視点を活かし,総合的・全人的に内科診療をいたします。
複数の病気をもつ患者さん,専門の科の境界領域のため受診すべき診療科が決まらない場合,原因不明の発熱や倦怠感,初期対応が必要な場合など,内科疾患全般が含まれます。生活習慣病から健診の二次精査まで幅広く診療しており,各専門科と包括的に連携いたします。
 

感染症内科

感染症内科では,院内感染症, HIV/AIDS, 薬剤耐性菌, 輸入感染症, 日和見感染症, 渡航ワクチン, 重症感染症, 新興/再興感染症の診療をいたします。

 

診療内容と特色

総合内科・総合診療科

1)総合内科学としての広い視野での診療,2)多様な症例・多彩な病態に対する初期対応,3)患者さんとその背景(家庭,地域事情)まで考慮した診療,4)予防医学までの広い見識を活かした診療,5)専門(サブスペシャリティー)診療と柔軟なバランスをとった診療,を目指して当院での総合的な内科診療を担当します。
 
また,以下の主な検査を行います。
◎丁寧な医療面接,インタビュー
◎血液生化学検査(内分泌・代謝系検査,免疫・抗体検査など)
◎生理検査(心電図・呼吸機能検査など)
◎画像診断検査(超音波・X線検査,CT・MRI・シンチなど)

臓器別専門科と連携して,必要な特殊検査・医療設備を適宜利用いたします。その他,総合内科では卒後臨床研修の内科を担当しており,研修医による外来診療教育に加えて,入院患者さんには副主治医として一部研修医が担当いたします。スタッフと主治医による教育体制を整備しており,常時スムーズな情報交換と迅速な対応が行えるよう尽力しております。
 

感染症内科

1)外来・病棟・集中治療室などで「すべての臓器のあらゆる感染症」を診療いたします。
2)岡山県内唯一の第一種感染症指定医療機関として新興/再興感染症発生時には率先して対応する体制を整えています。
3)岡山県のエイズ治療拠点病院の一つとして機能し,外来・病棟におけるHIV診療に加え,HIV感染症の曝露前予防「PrEP」(Pre-Exposure Prophylaxis通称:プレップ)を希望する方への対応もしています。
4)渡航ワクチン外来を開設し,海外への留学・赴任・派遣に伴って必要なワクチン接種や帰国後の体調不良時の診療を行っています。

当科では様々な感染症を対象に,診断・治療・予防の対応ができるよう取り組んでいます。必要に応じて,当院の専門診療科の先生方と協力しながら診療を進めておりますので,質の高い感染症診療が提供できると自負しています。また院内感染対策にも力を入れていますので安心して受診・入院してください。
 

◆HPVワクチン「キャッチアップ接種」(2025年3月末まで)

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の接種が無料で受けられる「キャッチアップ接種」が,2025年3月で終了してしまいます!
HPVワクチンは半年間で3回接種する必要がありますので,今年の夏までには1回目を打つ必要があります。対象年齢の方で未接種の方はぜひ近隣の医療機関に相談をしてください。
 

子宮頸がんワクチン接種についてPDF
 

◆新型コロナウイルスワクチン(2024年8月~)

新型コロナウイルスワクチンの接種を2024年8月から開始しています。
  • 接種対象者:原則として当院かかりつけの患者さんが対象となります
  • 採用ワクチン:コミナティ®(ファイザーのmRNAワクチン)
  • ワクチン費用:15,000円
【注意点】
2024年10月~12月は以下の方に限り市町村ごとに設定された費用で公費接種が可能となります。
①65歳以上の方
②60-64歳で,心臓,腎臓又は呼吸器の機能に障害があり,身の回りの生活が極度に制限される方,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり,日常生活がほとんど不可能な方

 

専門外来について

■漢方外来
 西洋医学のみでは克服できない病態について,漢方専門医が診療にあたります。

■不明熱外来
 原因不明の発熱を患っている患者さんに対し,総合的に診療にあたります。広く中四国地方から患者さんが紹介受診されています。

■コロナ・アフターケア(CAC)外来  【専用ページへ】

■コロナワクチン副反応外来
 新型コロナウイルス感染症罹患後およびコロナワクチン接種後の種々の症状に悩む患者さんに対して,専門的な検査や他診療科,地域の医療機関との連携を生かして診断・治療にあたります。

■自己注射サポート外来
 在宅で行う自己注射に対する患者さんとそのご家族の不安を解消し,安全な自己注射の開始と継続をサポートします。

■パラアスリートヘルスケア外来【専用ページへ】

 

研究について

より詳しい情報は,総合内科学ホームページをご参照ください。
 


 

診療実績

直近5年間の入院患者総数の推移


入院患者の疾患分野


直近3年間の疾患分野別入院患者数の推移直近3年間の疾患分野別入院患者数の推移


外来患者総数(初診患者+再診患者数)


外来初診患者数


 

スタッフ紹介