乳がん治療・再建センター

活動内容・特色について

乳がんの手術は従来の切除術,温存術に加えて乳房再建術という選択肢が増えたことにより術後の整容性を高められるようになりました。また,乳がんの薬物療法は進歩しており,万が一再発したとしても病状を長く安定的に保つことができるようになりました。そのため長く乳がん患者さんの生活の質を保つことは,治療上大きなテーマとなっています。
乳がん治療・再建センターは科学的根拠に基づき根治性と整容性を備えた乳がん治療を行うため2008年5月に設立されました。乳腺・内分泌外科医,形成外科医,精神科神経科医,看護師,リハビリ,薬剤師,下着アドバイザーなど多職種の専門家が連携し,より高度な医療を提供するとともに,患者さんとご家族を多方面からサポートするチーム医療を行っています。乳房再建ではインプラントを用いた再建と自家組織再建の両方を選択することができます。近年では遺伝性乳癌卵巣癌症候群の患者さんに対する予防的手術と乳房再建も実施しています。