乳がん治療・再建センター

診療・運営体制

2022年4月より初代センター長の土井原博義名誉教授より引き継ぎ,センター長となりました枝園忠彦と申します。よろしくお願いいたします。
乳がん治療再建センターは「科学的根拠に基づいた(その時点で最も確かな)診断・治療」および「乳房の整容性を考慮した手術」を提供するために2008年5月に設立されました。乳がんは年齢を問わず若年より発症し,高齢になっても危険性は続きます。そして発症された年齢によって社会的な役割や立場は異なります。単に決まった治療を行うだけでなく,患者さんそれぞれの考え方やおかれた状況に合わせた治療選択肢を提供する必要があります。当センターでは多種多様なニーズに対応しサポートを行うために,乳腺科医・形成外科医・精神科医に加えて薬剤師・看護師・作業療法士・下着アドバイザーなど多職種の専門家が連携しチームとなって対応いたします。当センターでは開設以来患者さんだけでなく地域の病院との連携も大切にするように心がけております。当センターへご相談のご希望があれば,主治医よりご紹介いただければ可能な限り連携しながら対応いたしますのでお気軽に受診ください。

 

センター長
枝園 忠彦

活動内容・特色

当センターについて
乳がんの診断・治療は急速に進歩しており治療成績は改善しています。しかし乳がんの治療は長期に及ぶことがあり,様々な負担や副作用が伴うことが知られています。専門医といえども1人の医師では十分なケアはできません。
当センターは乳がん診療に関わる専門家が連携してより高度な医療を提供するとともに,患者さんを多方面からサポートすることを目標に2008年4月に設立されました。日常診療における連携だけでなく定期的なカンファレンスにより問題点や情報を共有し最良のケアを心がけます。
 
手術の選択肢
従来の乳房全摘術および乳房温存術に加えて,形成外科と合同で乳房再建術を行っています。
マイクロサージャリー技術を必要とする自家組織再建を多数実施しており,乳房再建の選択肢が幅広いことが当センターの特徴の一つです。
当施設は乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施認定施設であり,人工物による乳房再建が保険適応となります。過去に乳がん手術を受けられた患者さんの乳房再建手術にも対応致します。
 
サバイバーシップ支援
当センターでは患者さんの社会復帰とQOL(生活の質)向上のために様々な取り組みを行っております。
 
人材育成・啓蒙活動
地域の乳がん診療の発展のために,スタッフの教育・研修を行います。地域の住民に乳癌の知識を拡げるために年1回市民公開講座を開催しております。
 
  
 

診療実績

診療実績については,乳がん治療・再建センターホームページ を参照ください。
 

スタッフ紹介