小児救急科

科長のご紹介

科長 塚原 紘平
専門医
救急指導医
小児科指導医
集中治療専門医
専門分野 蘇生医学,重症呼吸障害,神経集中治療

岡山県内外から,急性疾患,外傷による重篤な小児の受け入れを行っています。特に,急性脳症,蘇生後脳症などの中枢神経領域の集中治療に注力しており,県内外から相談を受けています。重篤な呼吸障害に関しては,専門診療科と連携し膜型人工肺による治療を含めた高次医療を提供しています。救急には大人もこどももありませんので,そのなかで子どもの権利を守りつつ,子どもの立場から救急医療を提供できる診療科を目指していきます。

 

主な対象疾患

【外傷疾患】
  • 重症頭部外傷
  • 多発外傷
  • 広範囲熱傷、薬物中毒など
  • 児童虐待
【内因性急性疾患】
  • 重症呼吸不全
  • 急性脳症などの中枢性感染症
  • 重症感染症,敗血症性ショック
  • 蘇生後脳症
     
その他,お困りの疾患があればご相談ください。
 

診療内容と特色

当院は小児救命救急センターでもあり,小児医療センター,高度救命救急センターと連携して診療を行っています。
急性疾患に関しては,救急車応需を原則としており,かかりつけ以外で直接来院での対応をしておりません。平常時は,小児の救急輪番病院に受診していただき,ご指示に従ってください。
病院前救護では岡山県の消防と連携し,ドクターカーやドクター同乗のヘリで現場に診療に向かうことがあります。また,重篤患者においては,初療室で診察した後,該当する集中治療室へ治療へ繋いでいきます。
高度救命救急センターに複数の小児科専門医が常駐している国内でも数少ないセンターとなっています。岡山県内でこどもたちが適切な医療を受けられないことがないように体制整備を行っていきます。
 

研究について

小児に関連した論文

小児に関わる学会報告