| 科長 | 中尾 篤典 |
|---|---|
| 専門医 |
日本救急医学会(専門医・指導医)
日本外科学会(認定医,専門医・指導医)
|
| 専門分野 | 救急医学,一般外科,外傷,侵襲学,医療ガス |
患者の皆さまへ
病院からのお知らせ
| 科長 | 中尾 篤典 |
|---|---|
| 専門医 |
日本救急医学会(専門医・指導医)
日本外科学会(認定医,専門医・指導医)
|
| 専門分野 | 救急医学,一般外科,外傷,侵襲学,医療ガス |

15名以上の救急科専門医をはじめとする専従医師が2交替制で24時間365日常駐し,他の院内専門診療科と密に連携を取りながら高度な救命医療を提供しています。重症救急患者の診療はもちろんのこと,近年の救急搬送件数の増加や受け入れ先がなかなか見つからない搬送困難事案にも対応し地域救急医療のセーフティネットとしての主導的な役割を果たすため病院としても2021年より積極的に救急患者を応需する方針となりました。その結果救急応需件数は2020年の1,199件から年々増加し,2024年には5,277件に達しました。引き続き,院内外の様々な関係者と連携しながら地域に貢献できる救急医療を提供したいと考えています。
2023年度からはドクターカーの運用を開始し,岡山市消防局とも連携しながら24時間体制で病院前救急診療を提供できる体制を構築しました。
その他,災害拠点病院として,国内の災害現場にDMATを派遣したり,地域の学校などでの心肺蘇生講習,地域住民への救急対応や人生会議の座談会なども行ったりしながら,医療の最先端から最後尾まで,消防とも協力しながら地域に根差した救急診療にあたっています。
我々は医局内に独自のラボを持ち基礎研究と臨床研究を両輪で進めています。基礎研究では,抗炎症作用や抗酸化作用を有する水素ガスや一酸化炭素といった治療的医療ガスを使用し,虚血再灌流障害や敗血症などの侵襲病態に対する効果やそのメカニズムを探求する研究を行っており,いくつかのプロジェクトは国内外の研究機関と共同で進めています。臨床研究では心停止や外傷などのデータベースを用いた研究に始まり,岡山市消防局のデータを用いた地域救急医療に関する研究,集中治療室における嚥下障害に関する研究,終末期医療や脳死下臓器提供に関する研究など救急集中治療に関する幅広い分野の研究を行っています。また,中等度障害の心停止後症候群に対する体温管理療法に関するランダム化比較試験や急性呼吸促迫症候群に対する水素ガス吸入療法など世界をリードする研究も主導的に行っています。