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2025/11/26 プレスリリース

前立腺がんに対する密封小線源療法の長期経過を調査~良好かつ安全な治療成績を基に局所療法に応用~

岡山大学病院では,前立腺がんに対して放射線を出す小さなカプセルを前立腺の中に埋め込む「密封小線源療法」という治療を行っています。この方法は手術と比べて体への負担が少なく,日常生活を続けながら治療できるのが特徴です。
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)腎泌尿器科学の荒木元朗教授と,学術研究院医療開発領域(岡山大学病院 腎泌尿器科)の河田達志助教(特任)らのグループは,2004年から20年間にわたって治療を受けた648人の患者さんを対象に長期の経過を調べたところ,治療後10年の時点で9割以上の方に腫瘍マーカーの再上昇がなく,全体として非常に良好な結果が得られました。また,副作用も少なく,安全性が高いことが確認されました。今後は,がんのある部分だけを狙って治療する「フォーカルセラピー(部分小線源治療)」としての応用を目指しています。これにより,治療効果を維持しながら副作用をさらに減らし,より多くの患者さんが安心して治療を受けられることが期待されます。

*詳細はこちらをご覧ください。
前立腺がんに対する密封小線源療法の長期経過を調査~良好かつ安全な治療成績を基に局所療法に応用~