2026/08/13採用情報
臨床工学技士(特別契約職員 1名)の募集要項掲載のお知らせ
臨床工学技士(特別契約職員 1名)の募集要項を掲載しました。
*詳細はこちらをご覧ください。
2026/08/07お知らせ
当院では,すべての患者さん,患者家族,および面会者に対し,当院を安全かつ快適に利用するために守っていただきたいルールを,病院利用約款として以下のとおり定めました。
2026/07/31プレスリリース
日本初の進行卵巣がん(以降,卵管がん,腹膜がんを含む)の新たな治療戦略であるカルボプラチン腹腔内投与が従来の治療よりも再発のリスクを約17%減らすことがiPocc(アイポック)試験で明らかとなり,岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)の長尾昌二教授(特任)らが2023年英文医学雑誌のNew England Journal of Medicine Evidenceに報告しました。このデータを元にヴィアトリス・ヘルスケア合同会社と日本化薬株式会社が申請手続きを進め,2025年12月に進行卵巣がんに対するカルボプラチン腹腔内投与が静脈内点滴投与に加えて新たな投与ルートとして保険承認されました。
岡山大学病院では臨床実装に向けて準備を急いでいましたが,2026年5月より患者さんへの投与を開始しました。現在までに4人の患者さんにカルボプラチン腹腔内投与を実施しています。カルボプラチン腹腔内投与は,2026年1月より開始している広汎腹膜切除術(病変のある腹膜を広範囲に切除する手術)とともにがん性腹膜炎を有する進行卵巣がんに対する治療の切り札になることが期待されます。
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2026/07/31プレスリリース
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)医療情報化診療支援技術開発講座(整形外科)の長谷井嬢教授(特任)は,日本語・英語・簡体中国語・韓国語の4言語に対応した対話型AIアバターによる施設案内システムを独自に開発し,8月より岡山大学病院内での運用(実証)を開始します。
来院者が画面上のAIアバターにマイクで話しかけると,AIが院内の公式情報に基づいて,担当部署・場所(建物・フロア)を,選択した言語の音声で案内します。「血をとる検査」「おしっこの検査」のような日常の言葉も「採血」「尿検査」と読み替えて該当部署を特定できるほか,緊急性の高い訴えには,部署のご案内よりも先に,すぐに近くの職員へお声がけいただくようお伝えするなど,医療機関での利用に配慮した設計としています。生成AIによる多言語案内では,翻訳が毎回微妙に変わり,同じ場所が異なる名前で案内されてしまう「翻訳の揺らぎ」が課題になりがちです。本システムでは,部署名・建物名の訳語を病院公式ページの表記に基づいてあらかじめ固定し,中国語・韓国語も事前に検証した対訳リストを用いることで,どの言語でも同じ場所を同じ名前で正確に案内します。遠隔オペレーターを介さず生成AIのみで多言語案内が完結するサイネージを国立大学病院が自主開発・導入するのは,国内初の取り組みです(当院調べ,2026年7月時点)。
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2026/07/30お知らせ
岡山県からの派遣要請を受け,岡山大学病院から医師2人,看護師2人,業務調整員3人(薬剤師,臨床工学技士,救急救命士各1人)のDMATチームが,7月30日午前8時半に令和8年熊本地震の被災地へ出発しました(医師1人は先に現地入り)。
出発式では前田嘉信病院長から被災地に向けて出発する職員へ激励の言葉がかけられ,DMATメンバーを代表して野島剛医師が「自分たちにできることを精一杯やります」と意気込みを語りました。出発式には職員約30人が激励に駆け付け,拍手で送り出しました。
7月30日16時までに熊本県熊本市に入り,翌日31日から8月2日までの3日間現地で活動し,3日に帰岡する予定です。
![]() 前田病院長からの激励のあと,DMATチームの リーダー・野島医師(右から2人目)があいさつ |
![]() 出発前に最終確認するDMATチーム |
2026/07/29イベント
【日時】2026年9月29日(火)14:00~15:00(13:30開場)
【場所】岡山大学病院 Junko Fukutake Hall ※オンラインで同時配信
【対象】どなたでもご参加いただけます
【参加費】無料 ※事前申し込み
【座長】平沢 晃(岡山大学学術研究院医歯薬学域 臨床遺伝子医療学分野 教授)
【演者】吉田 雅幸(東京科学大学 先進倫理医科学分野 教授 生命倫理センター長・遺伝子診療科長)
【申込方法】申込フォームより必要事項をご入力ください。
URL:https://forms.gle/i86L6wEzLhFLXmMp6
※オンライン参加の方には開催前に視聴用URLをお送りします。
【申込締切】9月17日(木)
【問い合わせ先】
岡山大学医療系事務部学務課 中四がんプロ事務局
TEL:086-235-7812
E-mail:ganpro(at)adm.okayama-u.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて送信してください。
★画像をクリックするとPDFで閲覧できます。

2026/07/27プレスリリース
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)小児地域医療学講座の宇田和宏准教授(特任)と,学術研究院医療開発領域(岡山大学病院 産科婦人科)の衛藤英理子講師らのグループは,妊婦さんと赤ちゃんを感染症から守るための啓発活動の一環として,母子感染症予防に関する啓発漫画を制作・公開しました。
「母子感染」とは,妊婦さんが細菌やウイルス,寄生虫などの微生物に感染し,その病原体が胎内の赤ちゃんに感染することを指します。母子感染症は,胎児死亡や胎児発育不全の原因となるほか,出生後に発達の遅れやさまざまな健康上の問題を引き起こす可能性があります。一方で,母子手帳や親子手帳には母子感染症予防に関する十分な情報が掲載されておらず,妊婦さん自身が能動的に情報を収集しなければならないことが課題となっています。
こうした背景を受け,岡山大学病院小児科と産科婦人科は昨年,母子感染症予防のためのパンフレットを共同で作成・公開しました。今回,その内容をより多くの方に分かりやすく伝えることを目的として,親しみやすい漫画形式の啓発資材を新たに制作しました。
パンフレットおよび漫画は,医療機関,自治体,教育機関等で,どなたでも自由にダウンロードして利用することが可能です。本取り組みを通じて,母子感染症に対する理解を深め,予防行動の促進につなげることを目指します。
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2026/07/03採用情報
公認心理師(育休代替)(特別契約職員 1名)の募集要項を掲載しました。
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2026/07/01採用情報
技術補佐員(看護師又は臨床検査技師)(採血業務 1名)の募集要項を掲載しました。
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2026/06/29お知らせ
6月26日(金),岡山大学病院入院棟11階スカイラウンジで,岡山フィルハーモニック管弦楽団メンバーによる「レインボーコンサート」が開かれ,入院中の患者さんやご家族など約50人が美しい音色に聴き入りました。
コンサートはヴァイオリン(2名),ヴィオラ,チェロ奏者の計4名による弦楽四重奏で行われ,曲や楽器のユーモア溢れる解説を交えながら,エルガー作曲「愛の挨拶」などのクラシックや,なじみのあるポップスなど計11曲を演奏。来場された患者さんは「大好きな曲を弦楽四重奏で聴くことができて,とても良かった」と素晴らしい演奏に大変喜ばれていました。
岡山大学病院では,今後も院内コンサートを定期的に開催していきます。開催日等については,こちらのHPでご確認ください。また,病院内外から楽器や歌などの音楽演奏をしてくださる方も広く募集しています。お気軽にお問い合わせください。
【本件問い合わせ先】
岡山大学医療系事務部 総務企画課
TEL:086-235-7833
メール:shikata-koho(at)adm.okayama-u.ac.jp
※(at)は@に置き換えて送信してください。
2026/06/24イベント
病院でのオープンイノベーション活動にご興味・ご関心のある,もしくは入会・入居をご検討されている企業様,研究者様それに学生の皆様へ,BIZENと関わりのある情報を共有することにより,イノベーションの種を広げることを目的とし,開催いたします。
今回は(公財)全日本科学技術協会の大門雅明様をお迎えして,研究成果や開発技術から新たな機能・効能・効果を見出し,社会実装へ繋げるための価値と顧客を見出す「S-N変換法」を実践的に学び,研究成果の価値や想定顧客を捉え直し,産学連携や研究成果発信に活かすノウハウをご講演いただきます。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
【第22回 BIZEN活動発信会 『研究シーズの価値を拓くS-N変換~研究をビジネスに変える!』】
◆開催日時:2026年7月9日(木) 17:00~19:00
◆場所:オンラインおよび岡山大学鹿田キャンパス 鹿田会館 2階フリースペース
申込URLご登録いただいた後,指定のメールアドレスにZOOMアドレスをお送りします。
◆対象:企業関係者,研究者,医療従事者,学生
◆主催:岡山大学病院 新医療研究開発センター
◆参加費:無料
◆申込方法:https://forms.gle/c8aRPuXd1qkfHTQa7
◆申込締め切り:2026年7月8日(水)
《プログラム》
講演+ワークショップ
2026/06/24お知らせ
令和8年6月23日,ライオンズクラブ国際協会様より,小児がんで長期入院する子どもたちの療養環境の充実を目的とした物品のご寄付をいただきました。
当日は,同協会地区ガバナーの榎本明様,GST地区コーディネーターの川原賢様にご来院いただき,贈呈式を執り行いました。病院を代表して,岡田あゆみ小児血液・腫瘍科長代行(小児心身医療科長)と病棟保育士3名が出席し,温かいご支援のお言葉とともに目録を受け取りました。また,岡田科長代行より感謝状を贈呈し,今回のご厚志に対する謝意をお伝えいたしました。あわせて,絵本「さんびきのくま」(吉備人出版,藤田桜 文・絵)もご寄付いただきました。
小児がんの治療では,長期間の入院生活を余儀なくされる子どもたちもいます。その中で,プレイルームでの遊びや保育士との関わりは,子どもたちが安心して過ごし,笑顔を取り戻すための大切な時間となっています。
今回いただいたご寄付は,入院中の子どもたちが少しでも楽しく,安心して療養生活を送ることができるよう,保育士を中心に療養環境の充実のため大切に活用させていただきます。
この度の温かいご支援に,心より御礼申し上げます。
【本件問い合わせ】
岡山大学病院 小児科/岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 小児医科学
TEL086-235-7249
2026/06/22イベント
市民公開講座肝がん撲滅運動「健やかな肝臓を守る新常識~肝炎ウイルス・脂肪肝・肝がんをつなぐ食生活~」を8月1日(土)に開催します。肝炎ウイルス撲滅と生活習慣の改善について学べる機会となっていますので,ぜひご来場ください。会場では無料肝炎ウイルス検査も実施します。詳しくは,以下パンフレット掲載の案内用紙をご覧のうえお申し込みください。聴講料は無料です。
【タイトル】 「健やかな肝臓を守る新常識~肝炎ウイルス・脂肪肝・肝がんをつなぐ食生活~」
【日時】 令和8年8月1日(土)14:00~16:00(採血終了16:30予定)
【会場】 岡山大学病院 総合診療棟西棟5階 第13・14・15カンファレンスルーム(岡山市北区鹿田町2-5-1)
【申込方法】 電話,FAX,申込フォーム
【申込締切】 令和8年7月27日(月)
【プログラム】 基調講演:ウイルス性肝炎と脂肪肝の話題―どんな脂肪肝が危険って知ってますか?
岡山大学学術研究院医歯薬学域 消化器肝臓内科学 肝・腎リハビリテーション連携推進講座 教授 川中 美和
講演1:新しく変わってきた肝がん治療
岡山市立市民病院 副院長 狩山 和也
講演2:肝臓をよくする食事って?―脂肪肝改善のコツ―
川崎医科大学高齢者医療センター 管理栄養士 鈴木 淑子
【定員】 先着100名
【申し込み・問い合わせ】 岡山大学病院 岡山県肝炎相談センター
TEL:086-235-6851(月曜~金曜 午前9時~午後5時)
kanensoudan(at)okayama-u.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて送信してください。

2026/06/22プレスリリース
2026/06/15イベント
岡山フィルハーモニック管弦楽団による弦楽四重奏コンサート「レインボーコンサート」を,6月26日(金)14:00~入院棟11階スカイラウンジで開催します。
日時:6月26日(金)14:00~14:45
開場:岡山大学病院入院棟11階スカイラウンジ
入場:無料・途中入退場自由

2026/06/11採用情報
看護助手(週29時間,週20時間,週18時間)の募集要項を掲載しました。
*詳細はこちらをご覧ください。
2026/06/08お知らせ
2026/05/29イベント
日時:2026年7月8日(水)14:00~15:30(開場13:30)
会場:おかやま未来ホール イオンモール岡山5階
定員:先着200人(申し込み不要)
入場料:無料
《プログラム》 司会:松本 和幸先生(岡山大学病院)
講演1 「膵臓がんのリスクについて」・・・・・岡山大学病院 沖 健太朗 先生
講演2 「膵臓がんの検査について」・・・・・・岡山赤十字病院 秋元 悠 先生
講演3 「膵臓がんの治療について」・・・・・・岡山大学病院 藤井 佑樹 先生
【問い合わせ先】
岡山早期膵癌プロジェクト(MOMOTAROプロジェクト)
岡山大学消化器・肝臓内科
TEL:086-235-7219
2026/05/23お知らせ
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学・大塚文男教授が,国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和7年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る追加公募(3次公募)に採択されました。
本事業は,国内外で対策が必要な感染症について,患者及び病原体に関わる疫学調査,病原体のゲノム及び性状・特性等の解析,病態解明などの総合的な感染症対策を目指した基盤的研究を推進し,新たな診断法・治療法・予防法の開発を目指すものです。
今回採択された研究課題は「炎症・ストレスマーカーに着目した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状の病態とバイオマーカー特定のための縦断的観察研究―特に症状の長期化に着目して―」という内容です。大塚教授らの研究グループは令和8年6月~令和9年3月までの期間で,岡山大学病院「コロナ・アフターケア外来」を受診したLong COVID患者の血液検体と臨床情報を統合解析し,病態の解明とバイオマーカーの特定を目指します。また,後遺症の重症度や予後との関連を導き出し,診断アルゴリズムの設定や長期化する感染後慢性疲労の病態解明を目指します。
大塚教授は「Long COVIDは多様な症状と長期化によって患者さんの生活に深刻な影響を及ぼしています。臨床データと研究分担者らの基礎研究の知見を融合し,その病態を客観的に捉えることができれば,診断や治療の精度向上につながります。本研究により,患者支援と医療の質の向上に貢献していきたい」と話しています。
<新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状>
「Long COVID」と呼ばれ,感染後3か月以降も症状が持続する病態。患者の約4~10%に発生するとされ,全身倦怠感やブレインフォグなどにより生活の質に大きな影響を及ぼしていますが,その発症機序は十分に解明されておらず,診断や予後予測に役立つ客観的な指標(バイオマーカー)は確立されていません。
【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学
教授 大塚文男
TEL:086-235-7342
2026/05/21プレスリリース
国立大学法人岡山大学,国立大学法人島根大学,日本赤十字社岡山赤十字病院および地方独立行政法人岡山市立総合医療センターは,岡山大学病院,島根大学医学部附属病院,岡山赤十字病院および岡山市立総合医療センター(以下「4機関」という)が合同で設置した「岡山・島根地域フォーミュラリー推進協議会」における質の高い,経済的な医薬品の安定供給を重点的に確保するため,5月21日に次のとおり合意します。
医学的妥当性と経済性を踏まえた医薬品使用方針(フォーミュラリー)を4機関で共同して策定し,標準治療の統一と質の確保を実現します。
4機関は,医薬品の安定確保に向けて,安定確保重点品目を定め,医薬品の確保に努めます。その方策として,安定確保重点医薬品の調達を共同で行うことを目的に,岡山大学を契約担当法人とする共同調達に関する協定を同日付で締結します。
岡山大学病院および岡山市立市民病院は,同時に発表する「医薬品共同配送事業」により,「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」を踏まえた共同配送を行います。
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2026/05/21プレスリリース
岡山大学病院と岡山市立市民病院は,6月1日から医薬品共同配送事業を開始します。これは「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」でも指摘されている医薬品の安定供給体制の課題を解決する取り組みです。
(1)医薬品配送業務の効率化および安定供給
(2)納品体制の標準化および受入作業の省力化
(3)配送車両の台数削減による環境負荷の低減
を目的に,両病院および卸業者が連携し,第三者の配送業者を介した医薬品の共同配送体制を構築しました。
ラッピングを施したトラックにより1日2回,複数の卸業者の物流拠点から医薬品を集荷し,配送物を両病院へ一括納入するものです。
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2026/05/21プレスリリース
2026/05/21プレスリリース
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科のRicardo Satoshi Ota-Elliott大学院生(研究当時。現:ペルー日秘百周年記念病院小児科)と岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院)の福井裕介助教,同大学学術研究院医歯薬学域の山下徹准教授(研究当時。現:富山大学学術研究部医学系脳神経内科教授),同大学学術研究院医歯薬学域の石浦浩之教授の研究チームは,脳内でサポート役を担う「グリア細胞」を記憶に関わる「神経細胞」へ直接作り変える,画期的な遺伝子治療のアプローチを血管性認知症のモデルマウスで実証しました。神経への分化を促す特定の遺伝子(3種の転写因子)を導入することで,記憶を司る「海馬」の炎症を抑え,記憶に不可欠な領域の深刻なダメージを防ぐことに成功しました。さらに,海馬で新たな神経細胞が生成され,認知機能の改善傾向も確認されました。
これらの研究成果は2026年4月16日,国際脳循環代謝学会の学会誌「Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism」にResearch Articleとして掲載されました。
血管性認知症は認知症の中で2番目に患者数が多く,深刻な世界的課題となっています。これまで根本的な治療が難しかったこの病気に対し,脳にもともとある細胞を利用して新たな神経細胞を生み出す本成果は,脳のダメージを直接修復するという全く新しい治療の可能性を示すものです。
本研究は,認知症を始めとした神経疾患の治療において画期的な「再生医療(遺伝子治療)」の実現に向けた大きな一歩です。今後,神経細胞が作られる詳しいメカニズムの解明を進めることで,認知症によって失われた記憶や認知機能を回復させる,革新的な新薬や治療法の開発へとつながることが期待されます 。
*詳細はこちらをご覧ください。
2026/05/20プレスリリース
近畿大学医学部(大阪府堺市)内科学教室(腫瘍内科部門)助教 磯本晃佑,同助教 原谷浩司(研究当時),京都府立医科大学大学院医学研究科(京都府京都市)耳鼻咽喉科・頭頸部外科学准教授 辻川敬裕,岡山大学(岡山県岡山市)学術研究院医療開発領域・ゲノム医療総合推進センター(岡山大学病院)教授 冨田秀太らの研究グループは,がんの画期的な治療薬である「免疫チェックポイント阻害薬」が効く患者と効かない患者の違いを明らかにするため,がん細胞を取り巻く「腫瘍微小環境」を網羅的に解析する高度な手法を確立しました。この手法を用いて,肺がん患者への免疫チェックポイント阻害薬の効果を正確に予測できる指標や,薬に対して耐性を示す因子の特定に成功しました。
本研究成果により,今後,免疫チェックポイント阻害薬の効果を正確に予測できるとともに,耐性因子を直接狙い撃ちして薬の効果を高めるといった,新たな治療法の開発につながることが期待されます。
本件に関する論文が,令和8年(2026年)5月15日(金)に,米国臨床研究学会が発行する医学分野の国際的学術雑誌“Journal of Clinical Investigation(ジャーナル オブ クリニカル インベスティゲーション)”に掲載されました。
*詳細はこちらをご覧ください。
2026/05/18イベント
2026/05/18プレスリリース
岡山大学学術研究院先鋭研究領域(未来医療)の冨樫庸介教授(岡山大学病院呼吸器内科兼任),岡山大学の長﨑譲慈客員研究員(研究当時。現,大阪公立大学),二宮利文非常勤研究員(研究当時。現,九州大学病院),Caiyang Fang大学院生(岡山大学医歯薬学総合研究科博士課程),愛媛県立中央病院の勝田知也呼吸器内科部長らの研究グループは,がん治療に広く用いられる抗PD-1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の投与中に,一部の患者で潜んでいた血液のがんの一種であるリンパ腫が見つかってくる可能性があること,およびその仕組みの一部を世界で初めて明らかにしました。
研究グループは,本邦のICIを投与された肺がん患者の大規模データベースを解析し,投与を受けていない患者と比較して,非常に低頻度ではありますが,リンパ腫が見つかるリスクが明らかに高いことを突き止めました。ICIによって活性化した本来免疫の味方になる細胞(濾胞性ヘルパーT細胞)が,隠れていたリンパ腫細胞の増殖を促してしまうというメカニズムの一端を解明しました。本研究成果は,国際学術誌『Clinical Cancer Research, a journal of the American Association for Cancer Research』に2026年5月18日(日本時間23:00)に掲載されました。
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