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2026/05/21プレスリリース

国立大学病院が主導した医薬品の共同配送を開始~配送の効率化と環境負荷軽減による持続可能な体制の構築~

岡山大学病院と岡山市立市民病院は,6月1日から医薬品共同配送事業を開始します。これは「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」でも指摘されている医薬品の安定供給体制の課題を解決する取り組みです。
(1)医薬品配送業務の効率化および安定供給
(2)納品体制の標準化および受入作業の省力化
(3)配送車両の台数削減による環境負荷の低減
を目的に,両病院および卸業者が連携し,第三者の配送業者を介した医薬品の共同配送体制を構築しました。
ラッピングを施したトラックにより1日2回,複数の卸業者の物流拠点から医薬品を集荷し,配送物を両病院へ一括納入するものです。

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共同配送を担うラッピングトラック
共同配送を担うラッピングトラック

2026/05/21プレスリリース

くり返す膀胱炎に塗る乳酸菌治療 ~抗菌薬・ホルモン薬に依存しない新たな予防治療法の確立へ~

近年,閉経関連尿路性器症候群(GSM: Genitourinary Syndrome of Menopause)が提唱されており,閉経後は女性ホルモン低下により膣環境が変化しやすく,外陰部の乾燥,違和感,疼痛だけでなく,膀胱炎をくり返す一因になると考えられています。ホルモンバランスの影響で膣内乳酸菌が減少し,膣内の尿路病原性大腸菌が定着し,膀胱炎が治りにくくなると言われています。
岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院 腎泌尿器科)の定平卓也研究准教授,同領域(岡山大学病院 臓器移植医療センター)の坪井一朗助教(特任),光井洋介客員研究院(おかやま腎泌尿器科クリニック),同領域(岡山大学病院 新医療研究開発センター)の渡部昌実教授ならびに学術研究院先鋭研究領域(未来医療)・腎泌尿器科学の荒木元朗教授は,閉経後女性の反復性膀胱炎研究を行い,尿と膣に同じ大腸菌が存在することを明らかにし,膣の環境が膀胱炎再発に深く関わっていることを突き止めました。さらに,1年間の乳酸菌膣坐剤投与が86%の膀胱炎再発を防いだことを報告してきました。
今回,これまで1年間の継続使用で効果が確認された乳酸菌膣坐剤を,外来で医師が直接実施する乳酸菌膣塗布剤に変更し,より少ない回数(8回)・より短い期間(半年)でも同様の効果が得られるかを検証する研究を2026年より開始しました。本研究により,抗菌薬やホルモン薬に頼らない新しい再発予防法として,患者さんの負担を減らしながらも効果の高い,将来的に広く医療現場で活用できる治療方法確立を目指します。また,今後はGSMに対する乳酸菌の効果について発展的に検証していきたいと考えております。
 
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岡山大学定例記者発表で発表する定平研究准教授(右)と坪井助教(特任)
岡山大学定例記者発表で発表する定平研究准教授(右)と坪井助教(特任)

2026/05/21プレスリリース

脳内のグリア細胞から神経細胞に直接変える治療法

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科のRicardo Satoshi Ota-Elliott大学院生(研究当時。現:ペルー日秘百周年記念病院小児科)と岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院)の福井裕介助教,同大学学術研究院医歯薬学域の山下徹准教授(研究当時。現:富山大学学術研究部医学系脳神経内科教授),同大学学術研究院医歯薬学域の石浦浩之教授の研究チームは,脳内でサポート役を担う「グリア細胞」を記憶に関わる「神経細胞」へ直接作り変える,画期的な遺伝子治療のアプローチを血管性認知症のモデルマウスで実証しました。神経への分化を促す特定の遺伝子(3種の転写因子)を導入することで,記憶を司る「海馬」の炎症を抑え,記憶に不可欠な領域の深刻なダメージを防ぐことに成功しました。さらに,海馬で新たな神経細胞が生成され,認知機能の改善傾向も確認されました。
これらの研究成果は2026年4月16日,国際脳循環代謝学会の学会誌「Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism」にResearch Articleとして掲載されました。
血管性認知症は認知症の中で2番目に患者数が多く,深刻な世界的課題となっています。これまで根本的な治療が難しかったこの病気に対し,脳にもともとある細胞を利用して新たな神経細胞を生み出す本成果は,脳のダメージを直接修復するという全く新しい治療の可能性を示すものです。
本研究は,認知症を始めとした神経疾患の治療において画期的な「再生医療(遺伝子治療)」の実現に向けた大きな一歩です。今後,神経細胞が作られる詳しいメカニズムの解明を進めることで,認知症によって失われた記憶や認知機能を回復させる,革新的な新薬や治療法の開発へとつながることが期待されます 。

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岡山大学定例記者発表で発表する福井助教
岡山大学定例記者発表で発表する福井助教

2026/05/20プレスリリース

世界初の細胞環境解析により肺がん免疫療法の耐性因子を解明~耐性因子を標的とする難治性肺がんの新たな治療法開発に期待~

近畿大学医学部(大阪府堺市)内科学教室(腫瘍内科部門)助教 磯本晃佑,同助教 原谷浩司(研究当時),京都府立医科大学大学院医学研究科(京都府京都市)耳鼻咽喉科・頭頸部外科学准教授 辻川敬裕,岡山大学(岡山県岡山市)学術研究院医療開発領域・ゲノム医療総合推進センター(岡山大学病院)教授 冨田秀太らの研究グループは,がんの画期的な治療薬である「免疫チェックポイント阻害薬」が効く患者と効かない患者の違いを明らかにするため,がん細胞を取り巻く「腫瘍微小環境」を網羅的に解析する高度な手法を確立しました。この手法を用いて,肺がん患者への免疫チェックポイント阻害薬の効果を正確に予測できる指標や,薬に対して耐性を示す因子の特定に成功しました。
本研究成果により,今後,免疫チェックポイント阻害薬の効果を正確に予測できるとともに,耐性因子を直接狙い撃ちして薬の効果を高めるといった,新たな治療法の開発につながることが期待されます。
本件に関する論文が,令和8年(2026年)5月15日(金)に,米国臨床研究学会が発行する医学分野の国際的学術雑誌“Journal of Clinical Investigation(ジャーナル オブ クリニカル インベスティゲーション)”に掲載されました。

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免疫チェックポイント阻害薬の効く腫瘍と,効かない腫瘍の比較
免疫チェックポイント阻害薬の効く腫瘍と,効かない腫瘍の比較

2026/05/18イベント

6月4日(木)歯と口の健康週間イベント「歯っぴぃスマイル2026~学ぶ・体験・楽しむお口の健康づくり~」開催のお知らせ

【日時】2026年6月4日(木)13:00~16:30
【会場】岡山大学病院 マスカットキューブ3階,総合トリアージステーション(岡山市北区鹿田町2-5-1)
【内容】
▶ミニ公開講座
マスカットキューブ 3階
①13:10~13:40
「お口の健康が体を守る~むし歯と歯周病と病気~」
岡山大学学術研究院医歯薬学域 小児歯科学分野   仲 周平 先生

②14:00~14:30
「歯周病が腸に影響?歯周病と全身の健康をつなぐ新しい視点」
岡山大学学術研究院医療開発領域 歯科・歯周科部門   平井 公人 先生

▶看護師による歯科治療支援
▶歯科技工士による技工物展示
 マスカットキューブ 3階
 13:30~15:00

▶歯科衛生士による体験ブラッシング
 歯科棟1階 B10 歯科総合診断室
 13:30~16:00
※13:15から受付開始,先着15名

▶デザイナーの卵による展示
 総合トリアージステーション
 13:00~16:00

▶岡山大学ピアノ部 SPFによる演奏会(ピアノ,その他)
 マスカットキューブ3階
 15:00~16:00

▶歯科診療科紹介のパネル展示
 1階 医科歯科連絡通路
 展示期間 随時~6/18(木)

▶ぬり絵コンテスト
 締め切り:5/21(木)
 展示期間:随時~6/18(木)
 展示場所:1階 医科歯科連絡通路
 表彰式:6/4(木)16:10~
 場所:マスカットキューブ 3階

【参加費】無料
【お問い合わせ先】
岡山大学病院 総合歯科(三浦) 086-235-6787
           医事企画課(小林) 086-235-6614

※イベント参加用の駐車サービス券はございません。公共交通機関等をご利用ください。

6月4日(木)歯と口の健康週間イベント「歯っぴぃスマイル2026~学ぶ・体験・楽しむお口の健康づくり~」開催のお知らせ

2026/05/18プレスリリース

がん免疫療法使用中に隠れていたリンパ腫が見つかる場合がある

岡山大学学術研究院先鋭研究領域(未来医療)の冨樫庸介教授(岡山大学病院呼吸器内科兼任),岡山大学の長﨑譲慈客員研究員(研究当時。現,大阪公立大学),二宮利文非常勤研究員(研究当時。現,九州大学病院),Caiyang Fang大学院生(岡山大学医歯薬学総合研究科博士課程),愛媛県立中央病院の勝田知也呼吸器内科部長らの研究グループは,がん治療に広く用いられる抗PD-1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の投与中に,一部の患者で潜んでいた血液のがんの一種であるリンパ腫が見つかってくる可能性があること,およびその仕組みの一部を世界で初めて明らかにしました。
研究グループは,本邦のICIを投与された肺がん患者の大規模データベースを解析し,投与を受けていない患者と比較して,非常に低頻度ではありますが,リンパ腫が見つかるリスクが明らかに高いことを突き止めました。ICIによって活性化した本来免疫の味方になる細胞(濾胞性ヘルパーT細胞)が,隠れていたリンパ腫細胞の増殖を促してしまうというメカニズムの一端を解明しました。本研究成果は,国際学術誌『Clinical Cancer Research, a journal of the American Association for Cancer Research』に2026年5月18日(日本時間23:00)に掲載されました。
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がん免疫療法使用中に隠れていたリンパ腫が見つかる場合がある

2026/05/12採用情報

医事企画課・医療サービス課事務職員の募集要項掲載のお知らせ

医事企画課・医療サービス課 事務職員の募集要項を掲載しました。
*詳細はこちらをご覧ください。

2026/05/11お知らせ

髙原滋夫先生胸像除幕式を開催

本学医学部に多大なるご貢献をされた名誉教授 髙原滋夫(たかはら しげお)先生の卓越した業績と人徳を末永く称えるべく,このたび鹿田キャンパスに「髙原滋夫先生顕彰胸像」を建立し,5月7日に胸像除幕式を執り行いました。髙原先生は,耳鼻咽頭科学が専門で医学部長などを歴任しており,国内初の難聴学級を開設などで文化功労賞にも選ばれています。
当日は,髙原先生のご親族や門下生,学内外の関係者ら約70人が出席し,厳かな雰囲気のもと式典が行われました。
Junko Fukutake Hall(Jホール)において,岡山大学医学部顕彰事業検討委員会委員長の和田淳医学部長による式辞,那須保友学長のあいさつ,耳鼻咽喉・頭頸部外科分野の安藤瑞生教授による髙原先生の業績紹介等を行いました。場所を屋外へ移して那須学長,和田医学部長,成瀬恵治医歯薬学総合研究科長,安藤教授,髙原先生のご長男様・ご次男様による除幕で,穏やかな表情の胸像が披露されると,出席者からは大きな拍手が送られました。
その後,ご遺族代表として,ご長男の髙原郁夫様から,本学の取り組みに対する謝意とともに,胸像建立の意義についてごあいさつを賜り,ご次男様・ご長女様からも温かいお言葉を頂戴しました。
設置された胸像は,今後も次世代の医療を担う学生たちの成長を見守り続けます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学医療系総務企画課広報担当
TEL: 086-235-6749

序幕の様子
序幕の様子

2026/04/30プレスリリース

オミクロン期のコロナ後遺症診療におけるウイルス抗体価測定の有用性~ブレインフォグ症状やQOLの低下が抗体価と関連~

岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)御津地域総合診療医学講座の川口満理奈助教(特任),岡山大学病院 総合内科・総合診療科の櫻田泰江医員,学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学の大塚文男教授らのグループは,2023年7月~2024年11月に岡山大学病院のコロナ・アフターケア外来(コロナ後遺症外来)を受診したオミクロン株期の感染による後遺症患者 275人(女性146人・男性129人:中央値41歳)を対象に,血清中に存在するSARS-CoV-2ウイルスに対する抗スパイク(S)抗体および抗ヌクレオカプシド(N)抗体の抗体価(濃度)を測定し,臨床症状や背景因子との関連を解析しました。血中S抗体の存在は,ワクチン接種歴とコロナ感染歴の両者を反映し,N抗体の存在は,コロナ自然感染歴のみを反映します。
その結果,コロナ後遺症患者の血中S抗体価は,ワクチン接種回数と関連して高値となり,時間経過とともに低下しました。一方で血中N抗体価は,感染時の重症度が高いコロナ後遺症患者および女性患者で高値となり,コロナウイルス感染後,時間とともに一定の割合で低下することが示されました。さらに,血中S抗体価が低い後遺症患者では,ブレインフォグの症状や,生活の質(QOL)の低下が認められました。これらの結果から,S抗体価およびN抗体価の両者を評価することで,コロナ感染急性期の背景やコロナ後遺症の症状の特性を客観的に評価できる可能性が考えられ,今後の診断や病態把握への応用が期待されます。
この研究成果は2026年4月22日,国際学術雑誌「British Journal of Biomedical Science」に掲載されました。

*詳細はこちらをご覧ください。

コロナ後遺症の症状とSARS-CoV-2抗体価の関連 各症状の有無によるS抗体価の比較を示す箱ひげ図。比較にはMann–WhitneyのU検定を用いた。有意水準はP < 0.01(**)
コロナ後遺症の症状とSARS-CoV-2抗体価の関連 各症状の有無によるS抗体価の比較を示す箱ひげ図。比較にはMann–WhitneyのU検定を用いた。有意水準はP < 0.01(**)

2026/04/27お知らせ

中国四国地方における小児外科診療体制の連携強化について

岡山大学病院では,中国四国地方における小児外科診療をさらに充実させるため,2026年4月より,特定非営利活動法人中国四国小児外科医療支援機構および国立病院機構岡山医療センターとの診療連携を開始しました。
また,新たに国立病院機構岡山医療センターから中原康雄先生を迎え,既存のスタッフとともに診療にあたってまいります。

これまでも,広島市立広島市民病院,福山市民病院,国立病院機構岩国医療センターと連携してきましたが,今後は新たに,国立病院機構岡山医療センター,倉敷中央病院,姫路聖マリア病院,島根大学医学部附属病院,山口県立総合医療センターを含む小児外科施設との連携を一層強化していきます。

地域の患者さんとご家族の皆さまに,より安心して小児外科診療を受けていただけるよう,今後も体制の充実に努めてまいります。引き続き,どうぞよろしくお願いいたします。

【本件問い合わせ】
岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院 小児外科)
講師 谷本 光隆
TEL:086-235-7257
FAX:086-221-8775
http://www.ges-okayama-u.com/

小児外科チームのスタッフ
小児外科チームのスタッフ

2026/04/17プレスリリース

岡山早期膵癌(がん)プロジェクト(MOMOTAROプロジェクト)開始

膵がんは発見や診断が難しく,予後不良な(治りにくい)がんであることが知られています。近年,早期の段階で診断し手術を含めた治療を行うことで,生命予後の改善につながる可能性があることが報告されています。無症状の段階で発見することが予後改善の重要な鍵となりますが,この実現には,地域全体でリスクのある方を拾い上げ,専門医療機関へつなぐ「病診連携(病院と地域の診療所との連携)」が不可欠です。
そこで岡山大学病院を中心に「岡山早期膵癌プロジェクト(MOMOTAROプロジェクト)」を4月1日から開始しました。本プロジェクトでは,岡山大学病院と岡山市内の基幹病院(6機関),開業医,医師会,岡山市が連携し,膵がんのリスク因子の周知を行い,リスクのある方に精査を行います。本プロジェクトを通じて,岡山市における膵がんの早期発見に貢献していきたいと考えています。

*詳細はこちらをご覧ください。

岡山早期膵癌(がん)プロジェクト(MOMOTAROプロジェクト)開始

2026/04/10採用情報

医事企画課・医療サービス課事務職員の募集要項掲載のお知らせ

医事企画課・医療サービス課 事務職員の募集要項を掲載しました。
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2026/04/09お知らせ

未来医療創発研究所の看板除幕式を開催

本学は本年4月に「未来医療創発研究所」を設置し,4月6日に同研究所の看板除幕式を岡山大学鹿田キャンパス臨床研究棟玄関前において挙行しました。
本研究所は,本学がこれまで培ってきた臨床研究,再生医療研究および放射性医薬品研究の強みを統合し,異分野連携による先端的・融合的医療技術の創発を推進することを目的とし,日本から世界の医療に変革をもたらす研究拠点を形成し,健康寿命の延伸,医療費の削減および医療技術の世界展開の実現を目指すために設置しました。
除幕式セレモニーでは,那須保友学長,豊岡伸一副理事(新医療研究拠点担当),宝田剛志所長による除幕で,新たな看板がお披露目されました。その後,那須学長,豊岡副理事,宝田所長からあいさつがあり,那須学長からは,「この研究所をより拡張していくために様々なリソースを共有するつもりであり,様々な計画を立てているので,みなさんと一緒に我々の未来を創っていきたい」と激励の言葉がありました。


岡山大学未来医療創発研究所 HPはこちらからご覧ください。 

【本件問い合わせ】
未来医療創発研究所
TEL:086-235-7785

除幕の様子
除幕の様子

2026/04/03お知らせ

元内閣府科学技術・イノベーション推進事務局長で岡山大学経営協議会委員でもある松尾泰樹氏が岡山大学を訪問―最先端研究装置「Arctis」や岡山大学病院などを視察―

3月26日,元内閣府科学技術・イノベーション推進事務局長で岡山大学経営協議会委員でもある松尾泰樹氏が本学を訪問し,津島キャンパスにある最先端の研究装置を視察するとともに,本学の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」による研究基盤の構築状況や,共用機器の活用体制について,意見交換を実施しました。
当日はまず異分野基礎科学研究所において,2023年度に導入したクライオ電子顕微鏡「Krios G4」,その後,共創イノベーションラボ(きびのべ:KIBINOVE)において,2025年11月から共用を開始したクライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」を見学しました。本学からは,学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)の沼本修孝准教授(特任),加藤公児准教授(特任),蔡弼丞助教(特任)らが,装置の概要やその活用による研究成果について丁寧に説明を行い,松尾委員からは,「他大学や産業界からどのように利用されているのか」「技術職員や教員の支援体制は十分であるか」など,具体的な質問が相次ぎ,本学の取り組みに対する高い関心が示されました。また,KIBINOVEの他フロアも視察し,文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」によって整備された本施設について,本学の産学・研究活動の拠点としての役割や,産学官民連携の具体例について説明を受け,意見交換を実施しました。
その後,鹿田キャンパスへ移動し,岡山大学病院を訪問。前田嘉信病院長らと面談を行いました。前田病院長から病院の経営状況について説明を受けた後,院内のIVRセンターおよびICU・CICUの集中治療室を視察しました。IVRセンターではIVR-CT室を訪れ,放射線科医師から,画像ガイド下で行う凍結療法について説明を受けるなど,先進的な医療技術への理解を深める機会を得ました。またICUでは,看護師長から医療設備や運用体制について説明を受けるとともに,小児の先天性心疾患患者の病床も視察し,本院における高度で専門的な医療提供体制を確認されました。
本学は,J-PEAKSを活用し,技術職員の高度化,研究機器の共用化などをさらに推進し,新たな研究・イノベーション創出から社会を変革していきます。どうぞ地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の絶え間ない挑戦とその変革にご期待ください。
 
<参考>
【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課
E-mail:innovation(at)adm.okayama-u.ac.jp
    ※ (at) は @ に置き換えて送信してください。
岡山大学J-PEAKS ホームページ

ICUで医療現場の様子を視察する松尾氏(左から3人目)
ICUで医療現場の様子を視察する松尾氏(左から3人目)

2026/04/03採用情報

技術補佐員(看護師又は臨床検査技師)の募集要項掲載のお知らせ

技術補佐員(看護師又は臨床検査技師)の募集要項を掲載しました。
*詳細はこちらをご覧ください。

2026/04/02プレスリリース

脳死下臓器提供のプロセスの実態を解明~全国16施設の解析で施設間のばらつきが明らかに~

近年,国内の脳死下臓器提供数は増加傾向にあるものの,提供経験のある施設は全体の約3割にとどまり,地域や施設間で体制に大きなばらつきがあることが知られています。しかし,その詳細な実態は十分に明らかにされていません。
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)救命救急・災害医学の湯本哲也講師,中尾篤典教授らの研究グループは,全国16の救命救急センターなどが参加する「J-RESPECT study」において,脳死下臓器提供に至るまでのプロセスの実態を明らかにしました。
本研究では2010年から2023年までの13年間における204例を解析し,施設ごとに臓器提供に至る過程に大きなばらつきがあることを示しました。特に,提供経験の多い施設では,家族が臓器提供を決断するまでにより長い時間をかけていることが分かりました。本研究は,臓器提供をめぐる医療体制の課題を明らかにするとともに,家族が十分な情報をもとに意思決定できる環境整備の重要性を示すものです。今後は,より全国どこでも,平等に質の高い専門医療を受けられる体制構築と社会的理解の促進につながることが期待されます。
この研究成果は3月26日,米国集中治療医学会雑誌「Critical Care Medicine」に掲載されました。

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脳死下臓器提供のプロセスの実態を解明~全国16施設の解析で施設間のばらつきが明らかに~

2026/04/01採用情報

技術補佐員(歯科助手)の募集要項掲載のお知らせ

技術補佐員(歯科助手)の募集要項を掲載しました。
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2026/03/30お知らせ

「第10回小児・AYAがんフォーラム in 岡山」新聞掲載のご紹介

2026年2月23日(月・祝)に開催された「第10回 小児・AYAがんフォーラム in 岡山」について,講演内容の要旨をまとめた記事が,2026年3月23日付の山陽新聞に掲載されました。
本フォーラムは,小児・AYA(思春期・若年成人)世代のがん患者さんやご家族,医療・支援関係者,市民の皆さまが集い,治療体験や退院後の生活,心のケア,将来に向けた支援のあり方について考える市民公開講座として開催されたものです。
当日は,患者・経験者による体験談に加え,医師や看護師による講演が行われ,小児・AYAがん患者さんとご家族を支える多職種連携の重要性について理解を深める機会となりました。
掲載記事では,当日の講演内容のポイントが分かりやすく紹介されています。ぜひ,下記紙面とあわせてご覧ください。

 

※画像をクリックすると拡大表示します。
 
記事「2026年3月23日付 山陽新聞」/写真「山陽新聞社提供」

「第10回小児・AYAがんフォーラム in 岡山」新聞掲載のご紹介

2026/03/27プレスリリース

岡山大学病院に寄付講座「遠隔地域薬学講座」を開設~中山間地域の薬剤師不足解消と地域医療DX推進へ~

岡山大学病院は4月1日,岡山大学病院薬剤部に寄付講座「遠隔地域薬学講座」を開設します。同講座は,岡山県真庭市の医療法人美甘会 勝山病院からの寄付により設置されるもので,専任教員1人と兼務教員1人を配置し,遠隔・中山間地域における慢性的な薬剤師不足の解消や,地域医療を支えるDXの推進,遠隔医療に対応した薬物療法支援の教育・研究を行います。
中山間地域では,医師・看護師に加え,薬剤師の不足や偏在が課題となっており,地域包括ケアや在宅医療,遠隔医療の推進において,薬剤師の役割拡大と人材育成が求められています。本講座では,真庭地域をはじめとする中山間地域を主なフィールドとして,地域医療における薬剤師の実務教育と医療の質向上を目指します。特に,岡山大学病院薬剤部はDXの推進や高度な臨床薬学教育・研究の実績を有しており,病棟業務やがん化学療法,妊娠と薬外来などを通じて質の高い薬物療法を実践してきたほか,医師から薬剤師へのタスクシフトをはじめとしたチーム医療への積極的な参画にも貢献しています。このようにこれまで培ってきた臨床薬学の専門性と教育研究機能を地域医療の現場と結び付け,遠隔医療やオンライン服薬指導,医師から薬剤師へのタスクシフトなどを活用した新たな地域薬学モデルの構築を目指します。
さらにポリファーマシー対策やセルフメディケーション支援など,地域住民と連携したエビデンスに基づく薬物療法支援にも取り組み,地域医療の持続可能性の向上と住民の健康増進に貢献していきます。

*詳細はこちらをご覧ください。

2026/03/27プレスリリース

SDGsと経済性を両立する『ふくらはぎ用リユースカフ』を共同研究開発~医療従事者の負担軽減と廃棄物削減を実現する,持続可能な医療モデルの構築~

岡山大学病院医療技術部(臨床工学部門)の岩藤晋 臨床工学技士らの研究グループは,日東工器株式会社(東京都)との共同研究により,静脈血栓予防装置(逐次型空気圧式マッサージ器)の「ふくらはぎ用リユースカフ」を研究開発しました。
手術中や手術後の患者さんは,足の血流が悪くなり血栓ができやすくなります。これを防ぐため,足を空気圧でマッサージする装置が使われますが,近年は衛生管理の観点から,足に巻くカフ(脚用カバー)を「一度使ったら捨てる(単回使用)」運用が主流となっていました。しかし,コストの増大や多量の廃棄物発生が課題となっていました。
本プロジェクトでは,「捨てるのではなく,安全に回す」をコンセプトに,大学病院の臨床工学技士とメーカーが協力。耐久性のある素材とシンプルな構造を採用することで,確実な洗浄・乾燥に対応した次世代型「リユースカフ」を完成させました。
研究開発にあたっては,現場の看護師や臨床工学技士へのヒアリングとアンケートを実施。試作品を用いた洗浄評価や,ホース位置や肌あたりの微調整を繰り返しました。患者さんの快適性を追求しつつ,看護師の操作性に配慮したデザインに仕上げました。これにより,病院における廃棄物とコストの削減および,資源の有効活用が可能になります。本成果は,SDGs時代における「持続可能な医療」の選択肢の一つを示すものです。

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SDGsと経済性を両立する『ふくらはぎ用リユースカフ』を共同研究開発~医療従事者の負担軽減と廃棄物削減を実現する,持続可能な医療モデルの構築~

2026/03/27プレスリリース

原因不明の病気 遺伝子解析で解明へ~岡山大学病院がIRUD拠点病院に~

岡山大学病院は,2026年4月1日付で国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が推進する研究事業「未診断疾患イニシアチブ(IRUD:Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases)」の拠点病院として新たに参加することになりました。IRUDは,長年原因が分からない希少疾患や難病の患者を対象に,全国の大学病院や研究機関が連携し,遺伝子解析などを用いて病気の原因解明を目指す研究プロジェクトです。
岡山大学病院が拠点病院として参画することで,中国・四国地域における未診断疾患の診療・研究体制が強化され,原因が分からないまま悩みを抱えてきた患者や家族に新たな診断の機会を提供できることが期待されています。

*詳細はこちらをご覧ください。

2026/03/27プレスリリース

岡山大学病院腎泌尿器科で腎移植200症例を達成!!

岡山大学病院腎泌尿器科では,2009年から腎移植プログラムを開始しました。そのチームリーダーとして,東京女子医科大学や米国クリーブランドクリニックで腎移植を学んだ荒木元朗教授(岡山大学学術研究院医歯薬学域腎泌尿器科学)が着任して以降,『丁寧に!慎重に!』をモットーに生体腎移植(健康なドナーからの提供)や献腎移植(心停止もしくは脳死ドナーからの提供)を積み重ねてきました。移植成績の代表的な指標とされる術後1年時点での生存率と生着率(移植した腎臓が機能し,透析療法を受けずに生活出来る状態)は,いずれも100%と世界最高でした(2024年度時点)。
近年,海外ではロボットを用いた腎移植が増えていますが,日本ではまだ保険適応ではありません。ロボット手術は傷が小さく目立たないことから小児や女性にとって特に有用であり,従来の開腹手術に比べても術後合併症が少なく,優れた低侵襲治療です。われわれは,ヨーロッパ・アジア初のロボット“自家”腎移植(自分の腎臓を一度体外へ取り出し,問題となる部位を修復して再び自分の体内に戻す手術)を成功させており,このノウハウを生かして腎不全患者さんに対してのロボット腎移植の普及にも努力してまいります。

*詳細はこちらをご覧ください。

岡山大学病院腎泌尿器科で腎移植200症例を達成!!

2026/03/27プレスリリース

ロボット支援膵頭十二指腸切除術の有効性を報告

岡山大学病院は,2020年4月に肝胆膵疾患に対してロボット支援下膵切除術(ロボット支援膵頭十二指腸切除術および膵体尾部切除術)が保険適用となったことを受け,同年9月に中国四国地方で初めて「ロボット支援膵頭十二指腸切除術」を開始しました。
今回,岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院 肝・胆・膵外科)の高木弘誠講師らのグループは,従来の開腹手術に対するロボット支援膵頭十二指腸切除術の安全性と有効性を検証しました。これらの研究成果は2026年2月12日,欧州のがん関連研究学術誌「Cancers」に掲載されました。
2017年1月から2025年12月の間に,岡山大学病院で膵頭十二指腸切除術を受けた400人の患者のうち,ロボット手術が162人,開腹手術が238人でした。傾向スコアマッチングで患者背景を調整したところ,ロボット手術で有意に合併症が少なく,術後入院期間も短い結果でした。
本研究成果は,合併症の少ない低侵襲手術であるロボット支援膵頭十二指腸切除術の安全性と有効性を示しました。今後,ロボット支援手術のエビデンスの構築に役立つことが期待されます。

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ロボット支援膵頭十二指腸切除術の有効性を報告

2026/03/19プレスリリース

溺れた子どもを救う“ひと息”~市民による蘇生で人工呼吸が減少している現状とその影響~

子どもの溺水(おぼれ)による心停止は,呼吸が止まり低酸素状態になることが主な原因であり,胸骨圧迫に加えて「人工呼吸」を含む蘇生法(CPR)が特に重要とされています。しかし近年,成人の心停止では「胸骨圧迫のみ」の蘇生法が広く普及したことや,感染症への懸念などから,人工呼吸の実施率が低下している可能性が指摘されています。
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)地域救急・災害医療学講座の小原隆史講師(特任),地域二次救急・災害医療推進講座の野島剛講師(特任),学術研究院医療開発領域(高度救命救急センター)の塚原紘平講師,学術研究院医歯薬学域(医)救命救急・災害医学の内藤宏道准教授,中尾篤典教授らの研究グループは,学術研究院医歯薬学域(医)疫学・衛生学の松本尚美助教,賴藤貴志教授らとの共同で「All-Japan Utstein Registry」(総務省消防庁)を用いて,2012年から2023年までに発生した小児の溺水による院外心停止症例を対象に,目撃者による蘇生法の変化とその転帰との関連を調査しました。
その結果,溺水による心停止では人工呼吸を伴う蘇生法が重要であるにもかかわらず,近年その実施率が低下していることが明らかになりました。また,胸骨圧迫のみの蘇生は,人工呼吸を含む蘇生と比べて,死亡や重い後遺症のリスクと関係していることが認められました。さらに,心停止が目撃されていない症例に限定した解析でも同様の傾向がみられ,溺水の場面を直接見ていない場合でも,発見した時点で人工呼吸を含む蘇生を行うことの重要性が示唆されました。
今回の研究は,子どもの溺水による心停止において人工呼吸を含む蘇生法の重要性を改めて示すものであり,一般市民に対する小児蘇生教育の充実や,人工呼吸を安全に行うためのポケットマスクなどの普及といった,社会全体での取り組みの必要性を示しています。
本研究成果は,3月10日オランダ Elsevier社の『Resuscitation』に掲載されました。

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溺れた子どもを救う“ひと息”~市民による蘇生で人工呼吸が減少している現状とその影響~

2026/03/19お知らせ

「広報誌 move on」(Vol.34)を発行しました

「広報誌 move on」(Vol.34)を発行しました。
こちらからご覧いただけます。

 「広報誌 move on」(Vol.34)を発行しました

2026/03/13お知らせ

冨樫庸介教授が第22回日本学術振興会賞ならびに日本学士院学術奨励賞授賞式に出席

「第22回日本学術振興会賞」および「第22回日本学士院学術奨励賞」を受賞した学術研究院医歯薬学域(医)の冨樫庸介教授が,2月3日に日本学士院において,秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席のもと執り行われた授賞式に参列し,受賞者代表としてあいさつしました。
日本学術振興会賞は,日本の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため,創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し,その研究意欲を高め,研究の発展を支援していくことを目的とするものです。
また,日本学士院学術奨励賞は,若手研究者を顕彰して今後の一層の研究を奨励することを目的として平成16年度に創設されました。本賞は,すぐれた研究成果をあげた若手研究者のうち,今後の活躍が特に期待される者に対し,日本学術振興会賞受賞者の中から毎年6人以内に授与されます。

<授賞対象業績>
ミトコンドリア伝播による新たながん免疫逃避機構の解明

*関連ニュース
冨樫庸介教授が第22回日本学術振興会賞を受賞
冨樫庸介教授が第22回(令和7年度)日本学士院学術奨励賞を受賞

【本件問い合わせ先】
岡山大学 学術研究院医歯薬学域(医)腫瘍微小環境学分野
岡山大学病院呼吸器内科
教授 冨樫 庸介
TEL:086-235-7390
学術研究院医歯薬学域腫瘍微小環境学分野HP
岡山大学病院 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科HP

賞状と賞牌をいただく冨樫教授
賞状と賞牌をいただく冨樫教授

2026/03/11イベント

4月10日(金)第21回BIZEN活動発信会のお知らせ

病院でのオープンイノベーション活動にご興味・ご関心のある,もしくは入会・入居をご検討されている企業様,研究者様それに学生の皆様へ,BIZENと関わりのある情報を共有することにより,イノベーションの種を広げることを目的とし,開催いたします。
今回は,名古屋大学・岡山大学・順天堂大学連携による実施です。近年,医療分野でも生成AIの活用が急速に進んでいることから,その特徴~様々なリスクを含めどの様に活用していくか等を,京都大学大学院講師の古結敦士先生にご講演いただきます。
皆様のご参加をお待ちいたしております。

【第21回 BIZEN活動発信会  『医療生成AI研究の倫理・ガバナンス』】
◆開催日時:2026年4月10日(金) 17:00~19:00
◆場所:オンラインおよび岡山大学鹿田キャンパス 鹿田会館 講堂(現地参加:先着150名)
    申込URLご登録いただいた後,指定のメールアドレスにZOOMアドレスをお送りします。
◆対象:企業関係者,研究者,医療従事者,学生
◆主催:岡山大学医療情報化診療支援技術開発講座 医学系研究支援プログラム(豊かな人生を育む多世代共生・健康社会を目指す医学研究者育成プログラム)
  共催:岡山大学病院 新医療研究開発センター
◆参加費:無料
◆申込方法:https://forms.gle/Pf8MnARvnFTHprSC9
◆申込締め切り:2026年4月7日(火)

《プログラム》
●17:00~18:00  講演「医療生成AI研究の倫理・ガバナンス」  京都大学大学院医学研究科医療倫理学分野  古結 敦士 講師
●18:00~19:00  ケース紹介・質疑

【本件問い合わせ】
岡山大学病院 研究推進課 BIZEN運営事務局(担当:工藤)
〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail: byouin-kensui(at)adm.okayama-u.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて送信してください。

4月10日(金)第21回BIZEN活動発信会のお知らせ

2026/03/09お知らせ

消化器内科・衣笠秀明助教がAMED「革新的がん医療実用化研究事業」に採択

岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院・消化器内科)の衣笠秀明助教が,国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和8年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。
同事業は,研究成果を確実に医療現場に届けるために,主に応用領域の後半から臨床研究領域において,革新的な診断や治療などのがん医療の実用化を目指した研究を強力に推進するもので,これによりがんの本態解明からこれに基づく革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカー等の開発・実用化までを目的とした研究の加速化を目指すものです。
今回,衣笠助教は同事業の領域2「新たながん診断情報が得られる先進的な医用イメージング技術の確立に関する研究」の区分において,「深層生成モデルによるVirtual Chromoendoscopyの臨床的代替性に関する研究開発」という題目のもと申請し,採択されました。令和8~10年度の期間,研究チームを率いることになります。
今回の採択を受けて衣笠助教は「本研究では,人工知能CycleGANを用いて,従来必要であった色素散布を行うことなく,同等の観察像をデジタル的に再現する『仮想色素内視鏡』技術の実用化を目指します。将来的には医療機器として社会実装し,世界規模でがん医療の質向上に貢献してまいります」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
本学は,岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学」の実現を目的として,全学を挙げて戦略的かつ重点的に研究・イノベーション強化を図る「岡山大学最重点研究分野」を制定。そのひとつにヘルスケア分野があり,今回の衣笠助教の事業採択も同分野の推進に資するものです。
衣笠助教をはじめ,今後も地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください。なお,衣笠助教をはじめとした本学との連携や共同・受託研究などについてもお気軽にご相談ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院・消化器内科)
助教 衣笠秀明
TEL:086-235-7219
E-mail: hkinugasa14(at)okayama-u.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて送信してください。

2026/03/09イベント

3月17~26日開催「パープルデー~備中国分寺五重塔ライトアップイベント」のお知らせ

【日時】2026年3月17日(火)~3月26日(木)18:00~22:00

【概要】カナダのキャシディー・メーガンさんによって始められた活動で,世界各国の人にてんかんへの理解を深めてもらうとともに,てんかんを持つ人への応援メッセージを込めて,紫色(てんかんの国際的イメージカラー)の物を身につける日です。

【主催】岡山県てんかん治療医療連携協議会

【共催】岡山大学病院てんかんセンター

【協力】岡山県,総社市,岡山市


 

3月17~26日開催「パープルデー~備中国分寺五重塔ライトアップイベント」のお知らせ

2026/03/04お知らせ

火災予防運動に伴う特別消防訓練を実施しました

岡山大学病院は,令和8年3月2日,加計学園岡山理科大学において実施された「火災予防運動に伴う特別消防訓練」に参加しました。
本訓練は,3月1日から7日までの春の火災予防運動期間中にあわせて実施されたものであり,岡山市南区飽浦地内で発生した林野火災から1年を迎える節目にあたり企画されたものです。市街地に近接し林野に面した立地にある同大学において,林野火災から中高層建物火災への延焼といった複合的災害を想定し,共助・公助が連携した災害対応力の向上および指揮体制のさらなる構築を目的としています。
訓練では,大学近隣の林野から出火し,風下に位置する大学建物の一部へ飛び火,複数の逃げ遅れが発生したという複合災害を想定しました。消防団員による消火・救出活動,消防ヘリによる上空からの救助活動など,実災害を想定した緊密な連携体制が展開されました。
岡山大学病院からは,医師1名,看護師1名,救命士2名の計4名が参加し,ドクターカーを用いた救急・救護訓練を実施しました。救助された要救助者のトリアージおよび救護を担当したほか,中高層建物から地上へ救出された重症患者に対して迅速な医療介入を行い,ドクターカー内への収容動線の確認を行いました。
火災現場では多数の重症患者が発生する可能性が高く,消防機関や自衛消防隊との連携強化は極めて重要です。今回の訓練を通じて,複合的な災害現場における実践的な課題を共有し,対応力の向上を図ることができました。
岡山大学病院は,今後も消防機関との合同訓練を継続し,情報共有を密に行いながら,いかなる過酷な環境下においても迅速に高度医療を提供できる体制整備に努めてまいります。

【本件問い合わせ】
岡山大学病院 総務企画課
TEL086-235-6749

訓練に参加した当院の医師、救急救命士
訓練に参加した当院の医師、救急救命士