2024/12/05プレスリリース
乳児期のケガは小学校入学前までのケガの再発につながる!~家庭内での事故予防の再確認を~
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)救命救急・災害医学講座の平岡知浩大学院生,小原隆史助教,中尾篤典教授のグループは,疫学・衛生学分野の松本尚美助教,頼藤貴志教授らとの共同研究において,「21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」(厚生労働省)のデータベースを縦断的に解析し,1歳半までのケガの受傷歴と7歳までのケガによる病院受診の有無の関連性について検討しました。その結果,本邦では約8割の家庭で乳児期に何らかのケガを経験しており,乳児期にケガの経験があるとその後のケガの再発リスクが1.5倍になることが分かりました。さらに,転落,挟まれ,溺水,誤飲,熱傷によるケガは,独立した再発リスクであることが示されました。
今回の結果は,家庭内でのケガ予防策を見直す必要性を示唆するとともに,医療機関や母子保健行政による啓発や介入の一助となることが期待されます。この研究成果は,10月21日ドイツ Springer Nature社の『Scientific Reports』に掲載されました。
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本講演会では,岡山で最も在留外国人数の多い国であるベトナム出身の通訳者さんが,実際に医療通訳タブレットを利用したコミュニケーション方法について教えてくれます。
◆日時 2024年12月18日(水)17:00~18:00(予定)
◆開催方法 対面開催
◆会場 岡山大学 鹿田キャンパス内 臨床講義棟2階 第2講義室
◆プログラム内容
(1)開会のあいさつ
国際診療支援センター 和田 淳 センター長
(2)メディフォン株式会社による講演
●遠隔医療通訳デモンストレーション
●知っておくと役に立つベトナム情報
●Q&A ・・・等
(3)閉会のあいさつ
国際診療支援センター 荒木 元朗 副センター長