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2019/02/25 お知らせ

岡山大学病院で脳死肺移植100例目

岡山大学病院で2月23日,山形県内の病院で脳死と判定された6歳未満の女児から提供された肺を10歳未満の女児に移植する脳死肺移植手術を行いました。当院での脳死肺移植は100例目で,生体と合わせると190例目となります。
移植を受けた女児は出生時から呼吸不全があり,生後8カ月目で特発性間質性肺炎と診断され,2019年1月に臓器移植ネットワークに登録して移植の機会を待っていました。手術は臓器移植医療センター・大藤剛宏教授の執刀で23日午後3時42分から始まり,約7時間後の午後11時ごろに無事終了しました。順調にいけば約3カ月で退院できる見通しです。
手術後に会見した大藤教授は,「日本では臓器提供が少ない中,移植を望む子どもたちにも生きる希望を与えられるよう,今後も努力していきたい」と話しました。


 

10歳未満の女児への肺移植手術を行う大藤剛宏教授(左端)ら
 
【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 企画・広報課
TEL:086-235-6749