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2019/07/25お知らせ

片頭痛治療を目指した卵円孔開存のカテーテル閉鎖術_国内初の医師主導治験を開始

岡山大学病院では,薬を用いても十分な改善の得られない前兆のある片頭痛の患者さんに対し,新しい卵円孔閉鎖栓を用いた国内初の医師主導治験を2019年8月より開始します。
7月25日に岡山大学病院 循環器内科の赤木禎治医師が記者会見を行い,本治験に関する説明を行いました。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

片頭痛とは,ズキズキとした拍動性の痛みが特徴の強い頭痛です。約3分の1の方は前兆のある片頭痛,残りの3分の2の方が前兆のない片頭痛です。前兆には視覚症状,感覚症状などがあり,特に視覚症状としては光るギザギザが見えるというのが特徴的な症状です。

卵円孔とは,胎児期の心臓にある右の心房と左の心房をつなぐ隙間(孔)です。出生後は自然に閉鎖するのですが,健康な大人の成人でも約20%の人は小さな隙間として残っており,この状態を卵円孔開存と呼びます。卵円孔開存の診断には特殊な心エコー検査を行う必要があります。
前兆のある片頭痛の方は約50%に卵円孔があると言われています。卵円孔開存のある方は通常の方と比べると3.2倍の確率で前兆のある片頭痛があることが報告されています。もしも卵円孔を通過する物質が何らかの片頭痛の引き金の物質を放出し最終的に片頭痛が起こるのであれば,卵円孔を閉鎖することでこの物質が脳に到達することを防ぎ,頭痛の引き金となる神経伝達物質の放出を抑制し,最終的に片頭痛の頻度が低下するのではないかと推測しています。

卵円孔閉鎖術とは,脚の付け根の部分から直径3mmくらいの管を挿入し,閉鎖栓を心臓の中に留置します。閉鎖栓のくびれた部分を心臓の穴の部分にあわせるように入れて,左右の広がった部分で穴の両側からはさみ込んで穴を閉じます。治療は鎮静薬を使用して,眠った状態で行う約1時間の治療です。



治験に関する詳しい情報は【岡山大学病院循環器内科_各種疾患・治療法】,もしくは【岡山大学病院治験推進部_当院で募集中の治験】をご参照ください。
 
【本件問い合わせ】
  岡山大学病院 循環器内科 准教授 赤木禎治 (あかぎ ていじ)
 (電話番号)086-235-7351
 (FAX)      086-235-7353
 (メール)   henzutsu@okayama-u.ac.jp