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2021/10/04 お知らせ

岡山大学病院に「総合トリアージ・ステーション」が完成

岡山大学鹿田キャンパス内に,発熱・下痢・嘔吐などの感染症の症状を有する“感染症疑い”患者さんに対して,問診や検査,治療ができる「総合トリアージ・ステーション(General Triage Station=GTS)」を新築しました。

総合トリアージ・ステーションは,190平方メートルの建物内に,患者さん用の広い待合スペース,診察室2部屋,スタッフルーム,検査室などを整備。“感染症疑い”患者さんに対する診療のみならず,感染症に関する教育などにも利用します。併せて,巨大地震をはじめとした自然災害発生時には医療・治療の優先度を決定するためのトリアージスペースとして展開できるなど,非常時でも病院が診療を継続できるような“診療のSDGs”を目指した設計となっています。

新型コロナウイルス感染症のような新興感染症等の流行時には,患者さんを適切にトリアージできる場所を確保することが,院内感染のリスクを下げる上で重要になります。本施設の建設にあたっては,コロナ禍においても院内感染のリスクを回避し,地域医療の最後の“砦”としての機能・役割を発揮するとともに,大学の教育・研究機能を引き続き確保することを目的として,文部科学省から全国の35国立大学に交付された助成金を活用しています。

■名  称:総合トリアージ・ステーション(General Triage Station=GTS)
■場  所:岡山大学鹿田キャンパス 歯学部棟東・マスカットキューブ北隣
■床面積:190平方メートル
■建設工事:2021年4月22日着工,2021年7月26日完成
■用  途:通常時・・・・発熱患者、感染症疑い患者の検査および治療(建物内で実施可能),感染症に関する教育
        非常時・・・・新興感染症流行時,災害発生時の患者トリアージスペース

 
 外観  
待合
 
 
 スタッフルーム  
★ロゴ制作:本多寛之(総合内科・総合診療科)
 


【本件問い合わせ】
岡山大学病院 企画・広報課
TEL086-235-6749